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~語るべきことなど何もないのに~
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・・・・もうね、












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やっと観ましたよ○| ̄|_


















夏休みに独り身で行くと居場所がなさそう(;´Д`)なので遅めに行こうと思っているうちに忙しくなり、11月になってやっとですよ。もうすぐ公開が終わるようですけど、今までやっててくれて助かりました。









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つうか平日初回だと誰もイネー










結局5人ぐらいは入ってましたけどそれはさておき。「崖の上のポニョ」を観た率直な感想はと申しますと・・・

















もう何も言えねえ。













本当に何も言うことができないのではなく、今年の北京五輪男子平泳ぎ200m決勝を踏まえての、











もう何も言えねえ。










です。子供向けであることは聞いてたので、いくら狂信的な宮﨑信者の私でもさすがに心を射抜かれることはないだろうなと。第一、もともとアニメ自体が子供向けなのに、いい大人が客観的にどうだのこうだのと語るなんて恥ずかしい事この上ないなとそう思っとりましたともそりゃ。







しかし、あの力強い作品を見るとそんな客観的な視点も忘れて語りたくなる。観ていて3回は涙ぐんだなコノヤロー。本当にあれが67歳の老人の作る映画なのか?まあ、映画というか極端な話「崖の上のポニョ」は動く絵本なわけですが、宮﨑老人は一生懸命子供のために絵本を作った。それを観て喜んだ子もいれば、喜ばない子もいた。ただそれだけ。今はどうなのかわかりませんけど、昔はよくあったじゃないですか。孫がおじいちゃんに作ってもらったオモチャで遊ぶとか、孫を喜ばせるつもりでオモチャ作ったのに全然喜ばれなかったとか。そういうのがいいんですよ。実際、試写会での子供たちの反応が弱くて監督がちょっと凹んだとかいう話もあるらしいけど、そういう姿を思い浮かべるだけでも微笑ましくて泣けてくる。



そ れ を さああ~、
大人が、子供の絵本を見て「所ジョージは棒読みだ」とか「そもそも声に芸能人使うからだめ」とか「水に沈んだ町はどうなってるんだ」とか「母ちゃんの車の運転が危ない」とかそんなこと言ってて楽しいかあ~???しかもその内容のほとんどが全く反論する価値のない、本質とかけ離れた言いがかりでしかないときてる。







ではお前の言う本質とは何だと。















それはですね、







私にもわからないんですがwww
○| ̄|_






私ごときに本質を語れる作品ではない、というマジレスも寒いのですがでもまあしかし。

今の世の中はくだらない情報とろくでもないニュースで溢れているわけだけど、とりあえず暗い話は脇に置いて、子供たちが生まれてきたことを祝福する。子供が元気に育っていること祝福する。とにかく祝福する。そうやって将来のある子供と正面から向き合おうとする大人の覚悟を感じましたね(実際、ジブリのスタッフで子供を産んだ人が多かったのが作品を作るきっかけになったとか)。その辺が宮﨑アニメが「説教くさい」と評されるゆえんなのだけど、私にはそれが、今着々と枯渇しつつある地球資源よりももっと大事な・・・・いや、もういいや。私自身こんなこと言う資格はないし。それよりも、宮﨑駿がまだまだ枯れていない(どころかさらに進化している)ことがわかって、それだけで嬉しかったです以上。



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原作を読んだことのない私でも、ドラマ「流星の絆」がちょっとした原作レイプになるであろうことは容易に想像された。実際2話まで見てみて、東野圭吾の話をクドカンに持って行ったプロデューサーの度胸に感心させられた。とは言うものの、このドラマをして「良くも悪くもクドカンワールド」の一言で片付けるのも少々さびしく思い、急遽コメントをする次第。





掲示板を見てると、原作を少しでもいじるとすぐ目くじらを立てたり、納得が行かないとすぐ「原作レイプだ」とわめく人がいる。たしかに、その役者しかいなかったのかなあとかそこもう少し時間かけられなかったのかなあとか少々、かなり残念な形になることが多々ある。しかし原作レイプというのは、原作の本質を押さえている人にしかできないことではないだろうか。私はべつにクラウザーさんじゃないので何でもかんでもレイプしろとは言わないが、原作をレイプできないようじゃあ、脚本家として器も知れてるんじゃなかろうか。





ドラマ「流星の絆」は、幼い頃に両親を殺された子供3人が助け合いながら生きて、いつか犯人に復讐をしようとするという、非常に大雑把に言うとそういうお話なのだけど、この3人を中心に、ところどころでコント的なシーンがマシンガンのようなテンポで繰り出される。漫画のカットをはさんだり脇役を大きくフィーチャーしたり(妄想係長)と、真面目な人からすればほとんど悪ふざけに近い仕上がり。しかしじつは、笑いからシリアスへのつなぎは丁寧だったりする。
たとえば、要潤からハヤシライスをいくら注文されても作る気がない、納豆ご飯を出しておいて店長が林さんだからハヤシライス、とか。しかし、よくよく考えてみると、ハヤシライスは殺された父上の得意料理だった。だから作らなかった。あるいは、要潤に説得されて父を思い出しながら徹夜で作ったのに、「朝からハヤシランスなんて食えるか!」と要潤に怒鳴られる。けどそれを弟と妹のところに持っていって3人で一緒に思い出の味を食べる。そこでは、いちいち「親父のハヤシライスがあ~」などと説明的なセリフを吐きながら泣いたりしない。あえて言葉で語らないことによって表現に深みが出ている。









と、そんな技術的っぽい話はドシロートの私が語ってもしょうがない。というわけでここからさらに、コント的なシーンにはまだ何か意味があるのではなかろうか。そこで以下妄想を繰り広げる。











考えてみれば、主人公の3人は、両親を無残に殺されている。つまり、「被害者の遺族」の物語。最後には彼らが心の救済を得られるかが焦点になってくるのだけど、それ自体はもう落とし所が決まっている。それより重要なのは、主人公たちの日々の生き様ではないだろうか。

実際に主人公たちのような悲惨な目に遭った「被害者の遺族」が、事件の後にどのような人生を送るのか、ぬくぬく育った私には想像もつかない。普通の人と同じように漫画を読んで笑ったり上司の悪口を言ったり鼻くそほじったり合コン行って「今日はハズレだったな」とか反省会をしたりするのだろうか。周りから同情されたり知らないフリされているかもしれない状況の中で、そんな風にくだらない、ふざけた日常を過ごすことは可能なのだろうか。主人公の3人は、そういう状況の中で苦しみながらも、何とか普通の人と同じように生きようとする。くだらない話をしたり、いかがわしいDVDレンタル屋でバイト中にゲームしたり、気に入らない奴を騙してカネをまきあげたりする。まあ、普通の人がカネまきあげちゃイカンのだけど、でも、実在の「被害者の遺族」の人がそんな主人公たちを見て、「ああ、俺も少しぐらいは笑っていいのかな」と気づけるということはないだろうか。必ず心を救済されるだろうとまでは思わないが実際問題、身近に「被害者の遺族」がいたとしてもかけてあげられる言葉なんて非常に限られている。本人にとって本当にありがたい、効果的な優しさというのは、あんな風に通り過ぎたあとに「あれってもしかして暖かかったのかな」と気づける程度のものではないだろうか。

以上のような妄想が東野の原作の本質を突いているとは全然思わないし、クドカンがそういう意図でコント的なシーンを多用しているとも思わないけど、まあさっき自分で原作レイプとは書いたけど、そんなわけで私にはこのドラマは極めて真面目に作られた作品にしか見えないのです。まだ終わってないけどね。



大体2時間で書くとこんな風です。トンチンカンだったらスンマセン。
今もう1つ見てるのは「風のガーデン」ですが、終わったら書くかもです。



最近私がアニメを見るようになったことはここ以外でも周囲の人間に言っているし、時には秋葉系を装う(?)自虐ネタとして使うこともある。

ただ、アニメといっても子供向けとヲタ(含腐女子)向けと一般人向けとがあり、この一般人というか大人の鑑賞に耐え得るアニメが最近ちらほら増えている。実際もう、ハリウッド映画と対抗しうるのは日本のアニメしかないと思っている人間は私だけではないように思う。にもかかわらず、秋葉系とかキモいの一言で食わず嫌いしてしまっていいのだろうか。

いや、べつに無理に食わなくて全然いいのだけど、まっとうな文化として育っているものに対してある程度自分なりに考察して位置づけておくことは決して無駄では・・・あると思うが、逆説的ながら、いい年した大人がアニメを語る行為が恥ずかしければ恥ずかしいほど、日本のアニメの面白さを語る面白さがあると思っている。









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貴様だって・・・ヲタクだろうに!













ハリウッドと対抗しうるという流れで言うと、つい先日放送されたNHKスペシャル「日本のアニメ対ハリウッド」は、2つの日本のアニメ会社のハリウッド進出事例を通して日本の職人主義とアメリカの商業主義の違い、その両者が対話して歩み寄っていく様子を紹介していて面白かった。


1つの事例は、ワーナーブラザーズに鉄腕アトムのフルCGによる映画化(ASTRO BOY)を承諾した手塚プロダクション。そこでは、アトムのデザインをめぐる両者の対立があったという。主人公アトムのデザインについてワーナーがアメリカの子供と大人にアンケートをとった結果、日本版アトムでは幼すぎて人気がなかったが、それを踏まえて大人っぽいデザインを提示すると好感触だったという。そこでその大人っぽいアトムを手塚プロ側に打診すると、手塚側はとてもじゃないが承認できないと。アトムのデザインが幼いのは、もともと天馬博士が自分の死んだ子供に似せて造られたロボットであるというストーリーの出発点に関わる重要な設定であるということだった。


もう1つの事例は、自らハリウッドに乗りこんで「AFRO SAMURAI」を作ったGONZO。
画を作る前に声優のセリフを録音し、それに合わせて口の動きを解析してから原画作成に入る(あちらは口の動きが多くて滑らかなのが好まれるため、日本の場合は口の動きが3パターンが通常なのに対し、「AFRO~」は5パターンとのこと)。また、声優にも日本のアニメに理解のある大物俳優(サミュエル・L・ジャクソン)を起用して話題作りをする。さらに、さすがハリウッドと思ったのが、すでに録り終っていた女キャラの声を急遽ルーシー・リューに変更。何でも、ルーシーを使えばギャラの増額を見越しても2割の増収が見込めるというアメリカ側のプロデューサーの突然の判断らしい。そのため、前の人の声をもとに作成されたカットはすべてルーシー用に修正されることになった。振り回されて困惑するゴンゾのアニメーターさんに対して、「ハリウッドと仕事するということはこういうことなんだ。」と述べた社長の顔はやや険しかったが、どこか手応えも感じている風にも感じ取れた。

ゴンゾのそういったハリウッドに馴染んでいこうとするスタンスが評価されたのか、「AFRO SAMURAI」第1作目はDVDで20万枚(ハリウッド規模だとあまり多くない気がするけど)を売り上げて続編も作成され、今は実写化に向けて話が進められているという。一方で鉄腕アトムも、ワーナー側の監督スタッフが手塚プロに訪れ、両者の納得できるアトムを提示したり、あるいは手塚プロの人間がハリウッドに行って製作現場を見ては意見交換をしたりしながら現在鋭意製作中であるとのこと。



こうした結果できたAFRO~やASTRO~がどこまで面白いのかはわからない(日本人の目から見ると非常に微妙かもしれない)。しかし、ここで評価すべきは作品の内容や売り上げではなく、日本のアニメ業界が、自分達日本人以外の論理を取り入れて大きくなろうとしていることだと思う。

たしかに、日本のアニメが評価されてきたのは、製作者の思い入れが作品のそこかしこに注入されている点が大きい。事前アンケートをとってデザインを決めるとか2割増収するから声優を変えるというのは、個人的なこだわりとか作品に対する思い入れがあってはなかなかできない。しかし、ワーナーの監督に言わせれば「この作品は日本のファンのためだけに作るのではなく、世界のファンに受け入れてもらえるように作りたい」と。この、自分と感覚が近い人にもそうでない人にも同じように心に響くものを作るという発想は、表現の強度を増す上では非常に大事なことだと思う。













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へー










今までの名作アニメを少しでも見れば、アニメ以外の知識が豊富でなければ到底作れないものであることは明らかである。実際、手塚治虫も宮﨑駿も押井守も、製作スタッフにアニメしか知らない人間は要らないと言っている点で共通する。そういう考え方の人間たちによって作られるアニメが多様な価値観を帯びるのは必然であり、その結果、子供にヲタ(含腐女子)に一般人の間をつなぐ効果的なメディアになりうる。それが今では、日本の中だけではなく世界に拡大しようとしている。このNHKスペシャルは、そういう日本アニメの現状を、日本とアメリカの価値観の違いを通じて語っている点でなかなか面白かった。







てな感じで、次回からは、今年放送された、または放送中のアニメについて軽く語りたいと思います。ドラマについても時間があれば触れてみたいと思ってます。

フジロックは・・・忘れたわけじゃないですが(´ω`)










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おっちゃ~ん
仕事いかへんの~?


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絶対誰も気づかないと思いますがdeathは不吉なので改名。
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