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~語るべきことなど何もないのに~
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アニメの演出の細かさについて、私の気づく範囲でお話してみます。


↓は「ガンスリンガーガール」第1話冒頭の有名なシーン。

すぐに消されると思いますが、前々から語ってみたかったもので。













これは、イタリア政府が追っている重要参考人をテロリストが匿っている、という情報を得て、政府内の秘密組織がテロリストのアジトに捜査に行った場面。



ここで記者を装うのがジョゼ、マシンガンをぶっ放すのがヘンリエッタ。


ヘンリエッタは過去に家族を目の前で殺された上でレイプされ、瀕死の重傷を負わせられたかわいそうな少女でした。

それが、福祉公社によって義体化されて五体満足になったと思いきや、それにとどまらず戦闘能力まで付与され、日々訓練されている。

義体はみな担当官の命令に絶対従う、何かあれば担当官の身代わりに死ぬように、薬でもって脳に条件付けが施されています。

政府が少女の命を救うという美名の下に、その恋心を利用して汚れた仕事をさせる。しかも、救うといってもあと何年も生きられず使い捨てにされるという、とにかく反社会的な設定。



実際問題、子供を暗殺者として利用している国はあるらしい、とは何かで読んだことがありますが。




で、本筋に戻りますと、話の冒頭でその設定の一部を説明する必要があります。





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襟首をつかまれたジョゼを見るエッタ






ここで、「担当官を守らねば」スイッチが入ります。




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ウー











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ワショーイ!










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ブルルン!!







大の大人の腕がねじれてしまうくらいの腕力。



もう1つ。突入後。







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ヘイヤ!










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パシ










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パパパン









大男が踏ん張って倒そうとしたものを、いとも簡単に受け止めてます。

ここで引き合いに出すのが適当ではないかもしれませんが、ちょっと前に両足義足の人が健常者と一緒に陸上競技(400mだったか?)をやって話題になってましたね。
あと最近では高齢者の歩行なり作業を補助するためのパワードスーツがあったりして。


義体によって通常人以上の戦闘能力を実現することは、現実世界のテクノロジーの進化に照らせば、さほど現実離れした設定でもないように思います。べつに空飛ぶわけではないですし。




この作品が、昨今まかり通っている「要素組み合わせ」系アニメとはわけが違うことの説明はクドくなってしまうのでまたの機会に譲るとして。







それにしても、このシーンのテンポがすごくいい。









バイオリンケース(AMATIって書いてある)で殴る


      ↓


ケースからサブマシンガンが飛び出る


      ↓


「どうしたルイ!」


      ↓


パパパン!







とかね。


ライフル銃をデカイ楽器ケースに入れるのは映画の世界では常識ですが、
バイオリンの似合う少女がサブマシンガンを持っているというのがなかなか素敵(?)。
P-90というサブマシンガンの形自体、なんとなくバイオリンぽいですし。




そしてこのシーンでは、P-90ならではの戦い方がなされています。




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まず最初に、ヘンリエッタは右腕でP-90を構えて1人殺し、次に部屋の中で一番偉そうなオジサンを狙って間一髪逃げられますが、その際、右腕に軽く被弾しています。



そこで急遽、しゃがんで相手のエイムを外しつつ、左手に持ち替えてテロリスト2人を吹き飛ばしています。



マシンガンというのは普通、右利き用に薬莢が右に排出されるものですが、このP-90は下に排出する。



つまり、右利きでも左利きでも撃てる、というのが売り。ヘンリエッタはP-90の特質を理解しているわけです。




ただ、普段から右手で引き金を引いている人が、左に持ち替えたからといって、エイムも左目にするわけではないでしょう。
そこでヘンリエッタは、左手で引き金を引きつつ、エイムは右目でやっている。上の画像で、P-90を右肩に当てているのはそういうことです。




とっさの場面で、柔軟にすべきところは柔軟にし(手の持ち替え)、守るべきところは守る(エイムは右目)。この状況判断の的確さにヘンリエッタの戦闘能力の高さをうかがうことができます。



動画のみではわかりませんが、ジョゼがしばらくボーっと突っ立ってるのも、ヘンリエッタが全部殺ってしまうという信頼(というか諦めている?)の現れなのです。





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ちなみに、薬莢がカッコよく飛び散る様子を描かせたら、マッドハウス(本作の制作会社)の右に出る会社はないでしょう。


ここでヘンリエッタの太腿と薬莢を交差させるカットは、いろんな意味で反社会的かつ悲劇的であり、本作の本質を最も現したカットであるように思います。










まああとは、部屋に突入する前に威嚇射撃をしてマガジンチェンジをしたりとか、


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こうやってバースト射撃をして相手の動きを封じたりするのも、銃を使った近接戦闘のセオリーであるように思います。



私もBF3でここまでマメなことはしませんが、被弾=死ぬ可能性があるならこうなるでしょうね。


そして、ヘンリエッタがアタッカーで、窓の外から中距離でスナイパーが狙う、という役割分担も然り。





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人を殺しておいて何の感情もない、死んだ魚のような眼がたまりません。

ドラマでもアニメでも、スナイパーがスコープを覗きながら「ニヤッ」っとするベッタベタな演技はそろそろやめて欲しいものです。





ちなみに、ヘンリエッタが部屋に突入する前に、部屋の中の若い奴を2人吹き飛ばしてますが、




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ここで、ブラインドをわさ~って壊しながら死んでいきますね。







その後、スナイパーは、この隙間から親玉の頭をヘッドショットしています。




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細かいですねえ。もっと言うと、最後のカット。





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どこかのオヤジが「工事の音がうるせえぞバカヤロウ」的な絵で終わってますが、この工事は政府によるフェイクです。
マシンガンなどを使った戦闘行為になる可能性を見越して、必要のない工事をして無駄に音をたてているのです。これは原作読むともっとわかりやすいのですが。





あと細かいといえば、冒頭のシーン。




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急に呼び鈴が鳴って、びっくりしてます。まあ、目の前の男がプロであることに気づかずに威嚇しようとする雑魚ですから。




そうでなくても、静かなときや緊張した場面で電話とか呼び鈴が鳴れば、びっくりするのが普通。

そういう普通のことを無視してる作品が最近多い気がする。たぶん、話の本筋から外れる無意味な情報だからなんだと思います。


私も、そのびっくりが大事とは言いませんが、それすら守れないようでは、大事な場面の作りこみも甘い作品であろうという推定が働いてしまいますね。



まあその辺はまた別の機会にお話しします。

 












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私は酒飲みではないのだが。

夜メシの後、1人PCの前で晩酌をするようになった。始めたのはつい最近。




酒はなんでもいい。日本酒だったり焼酎だったり。はずせないのは、明治乳業の十勝6Pチーズ。昔所さんがCMやってたやつ。たぶん。




今までは「6Pチーズ=雪印」と思い込んで特に気にもせず、まあ、置いてあれば食うけどな的スタンスだった。




それが最近、たまたま。雪印のに比べてちっせーなーと思いながら食ってみたら、衝撃的な美味さ。


チーズあんまり詳しくないけど、食べやすいブルーチーズって感じですかね?





酒のつまみにチーズを食うのではなく、チーズの味を引き立てるために酒を飲んでる。





まあでもそんなことはどうでもよいのです。コーンです。トウモロコシ。






コーンを嫌いな人って基本いないですよね。好きでも嫌いでもないという無関心な人も少ない気がする。




かといってコーンが好きだと叫ぶほどではないが、プラスアルファでついてくれば嬉しいよねという。



言い換えれば、「好きな食べ物」ランキングの1位にはなれないが、「なんとなく好きな食べ物」ランキングの1位。
私はコーンではないかと思う。いや、実際そうでしょう。調べる必要もない。




だから好き嫌いのわからない奴にお歳暮贈りたいときは、コーンスープ贈っておけば間違いない。









うん。まあ、書いてみてそれはちょっと言いすぎな気がしてきた。お歳暮は話が別か。







でも、コーンって日常であんまり意識しないけど、意識的に見ると、不思議な立ち位置にいる食材ではないかと。








居酒屋でバターコーンを注文するのは大体終盤手前と決まっている。


店に入って最初から頼む奴を見たことない。いたら
すごい馬鹿か、すごい大物。


なぜか、自分から頼むのが気が引ける。



居酒屋という、何を注文するかでセンスが問われるような局面で、バターコーンというベタを頼む勇気。



だから、頼むと大体、「おお~」とか「いいねいいね」と言われる。



しかし大抵、注文した奴より「おお~」と言った奴が多く食べる。あの小さなスプーンが、逆にコーンに対するハングリー精神を煽ってしまうのだろうか。



そんな人気なら最初から頼めばいいのに、なかなか素直に注文できない。








あるいはハンバーグ定食。



付け合わせで必ずコーンが欲しいところ。



コーンがないのであれば、コーンに匹敵するそれなりの付け合わせが要求される。


そう、コーンが基準になってる。






コーンorDIEみたいな。





それでいてだ。





ハンバーグとコーンをバランス良く口に運ぶ方法が、私はいまだにわからない。




ハンバーグを一口サイズに切って、その上にコーンを置いてとか?口に運ぶまでに何粒か落ちてイライラしてしまう。





ハンバーグを食って、箸でコーンを1粒1粒口に運ぶ?なんか忙しすぎて全然幸せになれない。





箸ではなく、スプーンなりフォークですくって食う?それはそれで本気出しすぎ。




ハンバーグに最初から練りこめば・・・とも思うが、おそらくなんらかの技術的な理由でできない、あるいはすべきではないのだろう。






まだある。


ラーメン屋で味噌バターコーンを頼むと、普通のレンゲと、穴の開いた金具のレンゲもついてくる。




あれを使わないと、みんなスープの底に沈めたままごちそうさまするからね。店の心遣いは結構なのだけど、私は使わない。






うまく言えないが、あれを使ってると、ライオンがウサギ相手に本気出しちゃって楽しいの?みたいな感じになって恥ずかしくなる。





コーンスープの缶も然り。

最後に残ったコーンを食べるべく、缶に口をつけたままひっくり返してパンパン叩いてコーンを落とそうと必死になるからいいのであって。

フタを回してでっかい口を開けるタイプの缶とか。そんなことまでして簡単にコーン全部をたいらげるとか、もはや邪道。






以上が私のコーン観。

みんな「なんとなく好き」なのに、どうやって食べると幸せになれるかという方法論になると、価値観が人によってバラバラすぎる。○○派対××派みたいに簡単に類型化できない。

仮に自分の好む食べ方ができたとして、それが本当に自分にとってベストなのか?幸せなのか?というと断言しきれない。

かといってコーンなんかに幸せなんかあるわけないと断じるのも、私からすれば逃げでしかない。




こんな風に、おそらくコーン好きの誰もが完全には納得しきれないまま、試行錯誤しながらコーンと向き合っている。




そういう他の食材にはない微妙な幸せが、コーンにはある。













今週の「で?」って話でした。




















パソコンを自作機にしてから、かれこれ4,5年は経つだろうか。



自分のやるゲーム(BFシリーズ)は完全にスペックがモノをいうので、そっち系に役立つようにカスタマイズするのが当たり前の世界。




詳しくない人にこういう話をすると、オタクなんですねえ、すごいですねえ的なリアクションが返ってくるが、
最近の自作はある程度知識があれば、ガンプラのMG(マスターグレード)シリーズを組み立てるよりも簡単。





実際、私は詳しい先輩に頼んで言われるがままに買って組んでいるだけで、何ら詳しくはない。













前にも少し書いたが、今年の始め、BF3をやるためにパーツを組み替えた。その際、新品マザーのピンをボッキリ折った。すり潰したといってもいい。




CPUとマザーを合体させる部分には、無数の凸凹がある。

その接合をミスってピンを折るのが、初心者が最もやりやすいミスなのだが、それでいて、双方ともに万円単位の部品なので非常に集中力を要する。


今まではうまくやっていた私も、とうとうやらかしてしまった。






言いたいことは山ほどある。


普通は、



あ、これならおkだな






と思えるハマった感を感じる。その上で、グググ~ッと止め金をきつく閉めて、CPUをマザーに固定する。



今回は、そのハマった感をどうしても感じられなかった。



でも見た目的にきちんと合ってるし、4コアCPUはこういうもの(?)なのだろうと納得して止め金を下ろすと、心なしかCPUが



ズズズズ~~~~^^







と横滑りしていたのは確か。




言いたいことは山ほどある。




あんなカチっとはまらない部品同士を、ああいう止め金で固定しようとしたら、誰がやったって横滑りする。


自分ではベストを尽くした。むしろ逆に、あれを横滑りさせずに固定できる奴ってなんなの?







当然マシンは起動しなかった。そんときは原因がわからず、メモリとの相性だと思ってた。
翌日アキバの修理カウンターに持って行って初めて、ピンが3本折れていたとわかった。



そのときの店員の、




ああ、やってしまいましたね。

ウチのせいじゃありませんあなたの自己責任。

ウチは一切支払いません。





と言わんばかりの態度に腹が立った。自作が自己責任なのはわかっている。でも客を説教すんじゃねえよ。されてないけど。


私がどんだけ細心の注意を払ったかを説明したが、ただの悪あがきでしかなかった。


修理に出すと大体8000円から1万円くらい。


で、工場が来週から受付でしかも直って戻ってくるのが1ヵ月後くらい。





そんなこと言われたらもう、しょうがない。同じ物を買うしかない。




もともとCPUとマザーをセットで5000円引き、というセットを買っていたのだけど、また同じもの買ったら引いてくれますか?と聞いたら即答で無理と言われた。





いやべつにダメもとだったんだけど、1秒も迷わずに否定された。
精神的ダメージを受けた客の前で、少しは「う~ん、値引きしてあげたいのはやまやまなのですがシステム上無理なんです」的な断り方をしてくれれば、こっちも気持ちよく引き下がれるのに。大事なのは結果ではなく、プロセスではないのだろうか。




ただ、私のあまりに不機嫌な顔を見るに見かねたのだろう。

試しに倒れたピンを起こして起動してみますか?と言って来たのでやってもらったところ、なんと起動した。マザーのピンは曲がってたけど、CPUのほうは無事だったらしい。




しかし店員は、今は起動しても、なんかの拍子で「不具合」が発生する可能性はありますと言う。






その「不具合」ってどんなんだって聞くと、発火してマザーもCPUもダメになる可能性があるとか。それでも良ければ・・・って良くはない。全然良くない良いはずがない。てか今起動してる俺のマザーとCPUを早急にシャットダウンしろと。






さすがにCPUをオシャカにしてまでは・・・。




それが賢明だと思いますねえ。




(じゃあ何でやったんですか・・・)定価で今買ってきたら部品つけてもらえますかね?私素人なんで。






いいですよ。






で、また1万7000円払っちゃった。ムカついたので分割5回払い。まあもういいよ。よくないけど。











それが今年の始めのこと。








そして今日。日曜。



交換前の部品が邪魔なので、買取りしてもらうため、車でアキバに行った。




売るのはソフマップだが、ヨドバシの駐車場に入れてそこで買い物をすれば料金安く済む、というのが私の計画。





そのために購入を予定していたのが「輪るピングドラム」のブルーレイ第4巻。大体8000~9000円。





駐車場は5000円で一時間、1万円で二時間が無料。






とりあえず売ったは売った。そこで、さあヨドで買い物をしましょうと6Fのブルーレイ売り場に行くと、豪快に4巻が売り切れていた。なんでオタクの聖地でアニメのブルーレイが売り切れているのか全くもって意味不明。全くもってバカヤロウ。






仕方なくMGシリーズのシナンジュ(カトキヴァージョン。チタニウムフィニッシュで8800円)を購入。

レジで店員に聞くと、他で買い物して合算して1万円分超えればその分駐車料金が無料になると言われた。


その階に欲しい物がなかったので、上の階の有隣堂(?)書店で小林よしのりの「前夜」とテルマエ・ロマエ3巻4巻で計2400円分をレジに持参する。




(駐車券を出して)これお願いします。





あ、5000円以上お買い上げで1時間・・・。




じゃなくてすいません、これ(プラモのレシート)と一緒でお願いします。




あ、他店との合算はできないんです。




・・・・





ーーーー(以下私の精神世界)ーーーーー









たしかにだよ。


ヨドの店員から、「他で買い物すれば合算できる」って言われても、それは(ヨドバシの他のコーナーで買い物すれば)というのが原則論。


ていうか、わざわざ言われなくても当たり前。わざわざ言うってことはよ?




このヨドバシのビル全体で買い物すれば合算できるってことなんでないの?



まあ、それは俺の善意解釈だよ甘えだよ。



しかし本当のサービスって奴はだ。



そういう原則論があることを踏まえつつ、まあ、目の前に勘違いしちゃったお客様がいて、買わなくてもいい買い物しちゃったんですね、ちょっとかわいそうですねと思いながらこっそりスタンプを押すことなんだよ。もしくは、それでも押せないんですスイマセンってことなんだよ。悪いのは俺だよ。でもそれがサービスだよ。精神の問題なんだよ。




単に駐車場止めさせるだけなんてサービスでもなんでもないんだよね。

そっちは車でないと持ち運べないような物を売り、こっちは車でないと持ち運びできないような物を買いに来てるんだから。





たださ、なんていうかなあ?







こういうこと言っていいものかわからないんだけど。




わざわざアキバに来て本屋で5000円以上買い物する馬鹿いるの?俺全然意味わかんない。




同じビル内にあるなら駐車場の無料サービスも合算できるようにしておけと。






ーーーー(「・・・」からここまで約1秒)ーーーーーー







とりあえず、そうですかと言ってカードで支払った。現金払いしないのがせめてもの抵抗。








って今日はまだ終わらない。






その帰り道。国会議事堂付近の信号待ちのときに、眼鏡を拭いたわけですよ。するとパキーンとネジが飛んで、フレームからレンズが外れたんス。



片側3車線道路のど真ん中でバルス食らったムスカ状態。





冷静に路肩に寄せて止めるも、ネジが小さすぎて指で回せない。
ちょっと固定できたと思ったらレンズが指紋でベタベタなので拭こうとすると、またネジが飛ぶ。その繰り返しで埒が明かない。






ふと見ると、


道路向かい側にコンビニがある。


近くに警察官が立っている。





ドライバーを借りるため、コンビニに行く。

そのために数分駐車する旨を警察官に説明しに行く。


それがそのとき私のできるベストな適正手続。





あのすいません、かくかくしかじかで、ちょっとだけ駐車して大丈夫ですかね?




いやあ、私はここで駐車していいかどうかを決める権限がないのですよ。




ああ、ですよねw




ここで駐車していいかどうかを決める権限がないのですよ(大事なことらしい)




何分くらい止めても大丈夫そうかわかります?




いやあ、あの人たち(?)はとにかく早いですから、わからないですねえ。





そですか、まあいいやわかりましたー(信号渡ってコンビニへダッシュ)。







これはわかる。警察だもの。公務員だもの。権限外のことは言えないに決まってる。
むしろ「あの人たち」って言い方がハイエナ呼ばわりっぽくて面白かった。







それはよくて。コンビニの女店員に聞きました。





このネジ止めたいんですけど、ドライバーあります?(あったら貸してもらえます?の趣旨)





いや、ないです(ここでは売ってないです。の趣旨)






即答で断られたからそういうことだったんだと思う。

しかし誰がこんなネジ止めるのにコンビニでドライバーを買うのだろう。


どこの家にもどこの店にも普通に置いてあるはずの工具箱の中にドライバー入ってませんかって思うのが普通だと思うのだがまあ、わかりにくいか。私が「貸してくれ」と言えば良かった。





店から即出てきた私を見て、コンビニが役に立たなかったのがわかったのだろう。


車へダッシュで戻る私に、その警察官が声をかけてきた。



この先メガネ屋さんありますよ~




メガネスーパーとかですかね?




いや、青山一丁目の先あたりだから高い店かも~




あー、じゃあいいですアハハw






あの警察官の気持ちは少し嬉しかった。「アハハ」じゃなくて「ありがとうございます」と一言返すべきだったと後悔している。


なんせ「あの人たち」に狩られる前に、急いで車に戻らないといけなかったものでw







この一連の登場人物はいずれも自分の権限と責任の範囲を守った点で共通しているが、それでも何か言語化ないし数値化できない点で違いがある。

私はこの件で公務員を擁護するほどお人好しではないが、この民間と公のあり方の対比には、たまたまそうでしたでは片付けられない問題が横たわっている気がしてならない。つまり、




人の感情は数値化できないのであって、



サービスの本質が人の感情に奉仕するものとするならば、



過剰に数値化されたサービスはサービスたりえない。








なのに効率良くお金儲けをしたくて数値化してる(し過ぎてる)のが、今のニッポン国。





私はサービス業のプロではないのでサービスの哲学を語るつもりはさらさらないのですが、単に日常の感覚として、最近すっかりこういう世相であるなあと感じたりする今日この頃でございます。













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