~語るべきことなど何もないのに~
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ピコ太郎,パーフェクトヒューマン,ゴジラ,恋ダンス,君の名は。という今年の主要なエンターテイメントをほぼ網羅。
さらには宇多田,イエモンの初出場にタモリとマツコの夫婦コント。
恒例になったバナナマンのウラトークに西川貴教の乱入。
他にも見どころ満載。
他方で,常連和田アキ子の落選,スマップの出場辞退など,内外にわたって今回の紅白は話題に事欠かなかった。
毎年書いてきたがもういい加減(笑),「紅白は面白い」という事実を認めたほうがよいと思うのだがどうだろう。
これは別に紅白を見ない人に思っているのではなく,紅白に出ようと思えば出られるアーティストに対して強く思うことである。今年で言うなら,オリンピックのテーマ曲を歌った安室奈美恵などがそれにあたる。
テレビで紅白の舞台チームが,「紅白を見ることがダサいと思われる時期があったが,それを覆したい」と語っていた。それはおそらく関係者の多くが思っていることだと思うし,実際ここ2,3年で急速にその方向性で成熟してきている。
アーティストには,この現場の熱とストレートに共鳴して欲しい。
そういう意味では,今年の若手の顔であるラッドウィンプスが紅白に出てくれたのが本当にうれしかった。君の名は。は観ていないし前前前世も今までの彼ららしくない曲だが,メジャーを引き受ける覚悟を決めた,そこが個人的には一番カッコいいと思う。
アーティストやロックバンドの皆さん,紅白に出ないことがカッコいい時代はとっくに終わってますよ。
まあでもしょうがないか。RADIOFISHよりも煽情的,ピコ太郎よりも変態的な音を鳴らした人はいませんでしたからね。
彼らの本業はお笑いですよ。音楽畑にいる人は,紅白に呼んでもらえるようにもっと危機感を持たないといけないと思います。
そもそも,お笑い畑音楽畑という枠にこだわって語る私の感覚ももはや古いのかもしれませんが。
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ウィンドウズ10へのアップデートが失敗してイライラした(でもやっと安定)が,それを超えて何とも言えない怒りのような感情が湧いておさまらない。
しかし同時に,いかにも今時の犯罪だなあとも思う。
父親が小学校の教員なので自分も教員を目指したが挫折して他の職業に就き,薬物とネットにはまって世直しヒーロー気取り。
なんかこう,いかにもありがちな。
ウインドウズのアップグレードよりわかりやすくて(思考整理的な意味では)助かる。
この事件について新聞テレビ等でのコメントをみると,今回の事件はどうしたら防げたか?と問題提起されるものの,結局どうしたらいいのかがわからないままうやむやにされつつある。まあ,されるだろう。
この事件は,子供の自主性を尊重する今時の教育の在り方,大人の在り方,時代の在り方から生まれたものだとみていい。
事件の数か月前に犯人が,
「障がい者は安楽死させるべきだ」
と言ったことに対し,施設の園長が
「それはヒトラーの考え方だ」
と諭したが,犯人は
「そう考えてもらって構わない」
と答えたという。ここがポイント。
私が勝手に推測するに,園長は「ヒトラーと同じだ」と言えば犯人を論破し,誤った考えであると気づかせられると思い込んでいたと思う。しかし残念ながら,今回の犯人はそれを言われても「そのつもりですがそれがナニカ?」になってしまったのである。
また,父親が教員だから犯人も教員になろうと思ったという事実からして,父親が体罰教師だったということは考えにくく,したがっておそらくは子供の自主性を尊重する父親だったのだろう。物事の善悪の判断を,体罰ではなく言葉で論理的に説明しながら教育したのだろうと推測する。しかしその父親の教育は,失敗に終わったのである。
だからといって体罰を推奨する気はないが,まあでも絶対に体罰を使わずに教育するつもりなら,それなりに言葉の威力を強くしておく必要があったと思う。
「障がい者は安楽死させるべきだ」なんて価値観が誤っていることは,理屈で説明しなければならないようなレベルですらないのだけど,まあ,私は自分の言葉の威力に自信がないので,子供がそんなこと口走ったら迷わずシバくでしょうね。
それでも子供が大量殺人をやったら,子供を殺して自害。それくらいの覚悟が必要だと思いますけど。
今回の事件をどうやって防げるか?という問いに答えがあるとすれば,教育に言葉と体罰のいずれを使うのであれ,周りの大人が覚悟をもって子供と接する,それしかないと思います。
ちなみにどうでもいい話ですが,最近の欧米でのテロ事件を見ていると,犯人を現場で射殺することが多いですよね。日本は欧米から「死刑制度は野蛮だから廃止せよ」とかおせっかいを言われてるんですけど,私からすれば「お前らは裁判もかけずに現場で処刑してるじゃねえか」と思います。
日本では今回の犯人ですら裁判にかけて,死刑にするかどうかも慎重に判断しているわけだから,むしろ加害者に優しすぎるくらい。もちろんケースが様々なので一概に比較はできないのですが,それでも野蛮なのはどっちなんだ?とは思いますよね~。まあ,社会を守る覚悟があるという意味では評価しますけど。
最近「冷やしおでん」や「冷やし天丼」など新しい冷やし料理が流行りつつあるという。
その件に関し,怒り新党でマツコが
「仕方なく冷めた料理はいいが,本来温かくして食べるものをあえてキンキンに冷やすことが許せない」
と言ったのに対し,女子アナが
「冷製カッペリーニはどうですか?そうめんとは何が違うのですか?」
と問うと,マツコは
「慣れなんだよ」
「我々は食に関しては保守的なんだ」
と開き直っていた。
女子アナ(20代の帰国子女)⇒論理的
マツコ(40代のオカマ)⇒非論理的
この図式がわかりやすく表れた場面なだけでなく,今の世界情勢にも通ずるものが感じられて興味深かった。
というのも,アメリカでのトランプ旋風にイギリスのEU離脱,はたまた世界各地で頻発するテロは,性急なグローバリズムの拡大に対する保守的な反動なのであって。
つまりこれらの反動は,経済を活性化させましょう,合理的に物事を考えましょう,人種性別の区別なく自由で平等な社会を目指しましょう,という論理的には全くもって正しい理屈を押し付けた結果生じた現象である。
論理性,合理性を絶対の正義と考える人間(たとえばホリエモン)は「自分たちが正しい」ということに疑いを持たないので,何か弊害が生じると「それは非論理性,不合理性に支配された人や社会が悪いのだ」という風に考える。それが彼らの論理,方程式である。
たしかに,「論理的=説得的」であると,私も思っていた。
しかし最近,両者は多く重なり合うものの必ずしもイコールではないと考えるようになった。
論理はあくまで説得力を得るための一手段にすぎない。
論理は手段,説得力は目的である。
どういうことか。
名古屋に,鉄板の上にトーストとバニラアイスを載せ,その上からアツアツのコーヒーをかけるスィーツを出す喫茶店がある。
それがテレビで紹介されたのを見た私の父は,即座にこう言い放った。
「コレはグチャグチャしていてもんじゃみたいだ」
「もんじゃはうまくない」
「だからコレもうまくない」
ネタとしてわかりやすく書いているように読めるかもしれないが,この発言の再現度は95%である。
この発言に説得される者は少ないだろうが,論理自体はつながっている。
まさに「お前がそう言うならそうなんだろう。お前の世界ではな」である。
そういう意味で私の父はド級の馬鹿だが,この三段論法を一瞬で構築した点についてはどう評価したものか,しばらく考え込んでしまった。
少なくとも私は,この件で論理と説得力が必ずしもイコールでないことを身をもって知ることができたのである。
どんな場面であれ人を説得する際は,論理的に説明する必要がある。
しかし論理だけで人は動かせない。一見動かせたとしても,後で何かしらのテロが起こる。
それはトランプだったりISだったり。あるいは子育てだったり。
論理的に正しいことを言うと,たいていの人は反論できなくなる。
暴力反対の世の中では,なおさら論理の攻撃力が際立つ。
なので弱い人ほど論理という武器の強さに溺れてしまう。
「だから何だ?」みたいになってきたので閉めると,「論理的=説得的」なのか?という疑問を頭の隅に置いておくと,気が楽になることがあるかもしれませんね,とただそれだけです。
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絶対誰も気づかないと思いますがdeathは不吉なので改名。
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