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~語るべきことなど何もないのに~
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年末ということでそろそろ今年のまとめに入りたいと思います。てことで今日はアルバムベスト5。










1.キラキラ!/曽我部恵一BAND
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一番上に持ってきておきながら、ここに挙げたアルバムの中では一番聴いた回数が少ないです。理由は単純で、聴きこんだらどこかに行ったまま帰ってくる自信がないからです。1曲目が「何年も前の春の終わり 代々木の駅前で天使を見た」って始まる時点で私の頭はカーン!逝きますから。2曲目は題名が「結婚しよう」だし、7曲目の「チワワちゃん」なんてどうです。子供が親戚のチワワが病気になったからってチワワに手紙書いちゃうんですよ?嗚呼、いいなあ俺も早くが欲しいwww○| ̄|_ってはい、いきなりスイマセン。てことで最近出たライブ盤も買ってますけど、ほとんど聴いてません。私には刺激が強すぎます。






2.HEART STATION/宇多田ヒカル
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買った当初はBeautiful Worldなど数曲を聴いてた程度でしたが、最近になって、アルバム全体を堪能するために自分の感覚が追いついたようです。最初はなんかダセエなこれ、とか思うのですが後から反省、というニワカによくあるパターン。一度はライブに行きたいと思うのですが。







3.THE RENAISSANCE/Q-TIP
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A Tribe Called Questのラッパーであることすら知らぬまま背伸び的に買いましたが、ほぼ毎日聴いてます(ケミカルのベスト盤に入ってたGalvanize[featuringQ-TIP]も、ていうかそれがきっかけ)。声が変態っぽいのがイイです。







4.NO.1/TOKYO No.1 SOUL SET
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くたびれた大人、というか大人になりきれないままアラフォーになってしまった男が、涙と鼻水を垂らさんばかりに幸せを謳う1曲目「Innocent Love」。こんなの恥ずかしくて聴けっかよ!ってぐらい無防備な直球にヤラれました。それでいて、他の曲にはアラフォー特有のクールさとかひねくれ感もきちんと残っててつくづくダメ人間だなオイ!ってもう誰に言ってるのでしょうか私は(まあ、たぶん自分)。てことで、これから毎年春になると、このアルバムを聴くんだろうなーって思います。ハイ。







5.archive/sleepy.ab
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今年フジロックの小さなステージで発見。今まで注目されなかったのは見た目と音楽性の地味さから一目瞭然だし、これからも注目されることはないでしょう。勝ちに行ってる感じじゃないけど、それでいいじゃないか。ライブを観ると、今さらのRADIOHEAD直系な気が激しくするけどべつにいいじゃないか。
アルバムを聴くと、もっとそう感じるけど全然いいじゃないか。また夕方の原っぱで彼らの演奏を聴いてみたい。







次点 808'S & HEARTBREAK/KANYE WEST
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今年のグラミー賞のステージでのダフトパンクとのコラボを見てから気になってたカニエ・ウエスト。その熱いパフォーマンスとは異なり本作品のトーンは重厚(すぎる?)ですが、それだけに、彼の真摯さがより伝わるものになっていると思います。他ジャンルの表現と積極的に交わっていこうとする彼の姿勢はHIPHOPというジャンル自体の柔軟性によるところもありますが、それでもなおソウルシンガーないしソウルラッパーとしての本質からブレないのは、彼自身の才能が相当なものだからこそでしょう。ええ、もうなんかテキトー言ってますが、来年はHIPHOPにもっと触れたいと思ったウシでした。





次回はシングルベスト5(´ω`)


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というわけで今日のお題はスカイクロラ。





考えてみると、去年はヱヴァンゲリヲンが公開されただけでも十分だったのに、今年はポニョに加えて押井守のスカイクロラまで観られたという意味では贅沢な年だった。そしてポニョが当たり前のようにヒット(公開3日で興行収入100億円突破)を飛ばす一方、スカイクロラは当たり前のように墜落した(興行収入7億円・・・)わけだけど、ま、







それもさもありなんと。








押井映画が難解というのはよく言われる。しかしスカイクロラのようなわかりやすい映画が売れなかったことからすると、それが直接の原因とも考えにくい。たしかに、目玉と言われていた戦闘機同士のドッグファイトも、普段からハリウッド映画を観てる人たちからは取るに足らないものと酷評されてた(でもCG技術云々など専門的なことを抜きにしても、あんな風に生き物のように戦闘機を飛ばせる監督が押井守と宮﨑駿以外にいるのか、と私は思う)
まあ、ぶっちゃければ押井監督が売れる映画の作り方を知らないだけなんだけど、そういう、売れるためのチープさを持ち合わせていないところが、良くも悪くも押井映画の魅力といえる。メディアの前で宮﨑作品に対する挑発的発言をしたり(お約束のケンカ芸)笑っていいとものテレホンショッキングに出てまで宣伝しても、まあ売れないだろうなと思っていたし私はそれで全然問題ないと思う(たぶん)。




こんなことを言っているとお前スノッブかみたいな感じになるのでもう少し説明させていただくと、押井作品が売れない理由は、テーマの暑苦しさにあると思う。実際、スカイクロラに関するインタビューで押井監督は、「生きていることを実感できない若者たちに対して言いたいことがある」ということをしきりに強調している。




もともと生の実感というテーマ自体は押井映画(特にパトレイバーや攻殻以降)に共通するものだったが、ただ今までは、生の実感とか自分らしく生きるとか個性とか記号として社会に蔓延する上っ面な価値観に対してそれは本当にリアルなのか?ととことん反証してつぶしていき、何もなくなったその先に本当の生の実感のようなものがあるのではないか、と思わせる逆説的な方法だった。それに対して今回のスカイクロラでは、生の実感とはどういうものかを正面から積極的に証明しようとした点でガラッと変わっている。テレホンショッキングの件はプロデューサー命令があったからだろうけど、映画を観た後では、そこまでしてでも若者に伝えたいという押井の真摯な思いを感じた。




こうした転換のきっかけとなったのは、前作イノセンスの方向性の限界に加えてプライベートの事情が大きかったという。押井監督は自身の愛犬を映画に登場させるなど犬に対する溺愛ぶりは有名で、家庭のことはそっちのけで愛犬のことばかり考えているような人だった。が、愛犬が死んで孤独になり、娘が結婚したことで自分が父であったことを遅まきながら自覚するようになり、そして今では50代半ばにして空手を習い始めて体に血が流れていることを実感しているという(・・・とそれが生の実感かよと思わなくもないが、想像すると泣けてくるw)。そういった事情が作品の作り方に色濃く出たのは、ごくごく自然だったといえる。そう考えると、草薙水素(スイト)の生き方の不器用さに押井監督の不器用さを重ねてみることも可能かもしれない。




スイト役の菊池凛子については芸能人による話題づくりとして批判される向きもあったけど、私には、声優に慣れていない彼女の醸し出す空気は、生きることに慣れていないスイトに意外とマッチしていたと思う。もともと技術的なことが気にならない(わからない)私からすれば、押井監督が気が狂うほどテープを聴いて彼女しかいないと思ったというエピソードとセットでみるとむしろ説得力すら感じる。盲目的な善意解釈と言われればそれまでだけど、感情を閉じ込める無機質なしゃべり方から最後にそれを爆発させるまでの持っていき方なんて私思わず



これが映画なんだよ!


ていうかこれロックでしょ!



って膝を叩きたくなりましたよ(もちろん涙目)













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あと膝を叩きたくなったシーンは、やはり最後にカンナミがティーチャーに向かっていくときのセリフでしょうか。これ以上下手な説明をすると映画の価値を貶めるだけなので控えるけど、そこは映画のテーマと深く関連する部分、かつ作品に深みを持たせているところではないかと。あの字幕のズレはカンヌの観客にはまったく伝わらなかったでしょうね。まあホント、だから押井映画は売れないんだよなあwとホメ言葉的に言いたくなる。実際、売れて欲しくないですよ。売れたら押井映画じゃなくなると思う。本人はいやがるかもしれないけど、10年経ってから絶賛されるような映画であって欲しいです。



といいつつ私は、アニメは宮﨑アニメやガンダム程度なら観るという人には、是非とも押井アニメにも触れてみて欲しいと思うのです。入門編はやはりパトレイバー2でしょう。「それロボットアニメじゃないの?」と侮ることなかれ。とても約15年前の作品とは思えませんです。







・・・てな感じで最後はまくしたてましたが、それにしても今年は押井守と宮﨑駿という2人の巨匠が別段示し合わせたわけでもなくポジティブな作品を発表したことは映画ファンとして喜ばしい反面、それは現実世界の深刻さの裏返しにも思えなくもなくて、その辺で複雑な感じもしたりしているウシでした以上。








最近疲れているのですがどうも寝られませんで、3時ごろふとんに入って5時ぐらいまで悶々として寝られなかったりってなことがちょくちょくある感じでして。そうですね、今年見たアニメドラマ映画などを羅列しながら軽くコメントしてみましょうか。



アニメ
・機動戦士ガンダムOO
(ダブルオー)
「武力による戦争の根絶」という語るに困難(にもほどがある)なテーマを正面から打ち出した意欲作。もともとガンダムシリーズは失敗が許されないというプレッシャーの中、現代世界のリアリティと積極的にリンクしようとする意気込みは評価してしてあげたいところですが、ダメな点を挙げ出すとキリがないです。現在放送中のセカンドシーズンで挽回できるかどうか(まあたぶん無理)。



・GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO-
神アニメ「GUNSLINGER GIRL」の続編。前作のクオリティが神すぎたので期待のハードルを十分に下げて見たところ、見事そのハードルをも倒してくれました。普通のアニメとして見る分には良かったのかもしれませんが、ファン層を広げようとしてかえってソッポを向かれた感じです。そのさらに続編が最近OVAで出たそうですが、私はもう漫画のほうで十分泣けてるからいいかなと思うようにしてます。前作についてはいずれ機会があればと。



・我が家のお稲荷様
うーん、どうなんでしょう。どこからどう見ても秋葉系ですね。なんで見たんだろう。妖怪狐が美女になったり美少年になったりして、巫女さんも出てきますし。第1話から第5話ぐらいまでは温かみのあるストーリーだったので、その後も惰性で見ちゃいました。ただ、エビス役の小野大輔の演技が異常に上手いのに驚きました。



・鉄腕バーディ DECODE
アニヲタ大先輩のK坂さんから「ゆうきまさみ原作だから」と薦められて見ました。といっても原作ファンの人にはあまりウケがよくなかったようですが、予備知識なしで見た私は結構楽しめました。OP曲の爽快感やアクションシーンのスピード感が印象的(そのわりにストーリーが意外とディープな点はゆうきまさみテイストということなのでしょうか)。



・マクロスFRONTIER
これについては詳しく書こうか迷ってます。たぶん書きます。まあ、素晴らしいとしか言いようがないのですけど。



・魔法遣いに大切なこと~夏のソラ~
これもです。「16歳の少女」が「魔法」を・・・と書くとこれも秋葉系かと思われがちですが、アニヲタさんにとっては叩きの対象を越えてスルーされてました。しかし、アニヲタさんよりもむしろ普通の人、音楽好きな人にこそ見て欲しい作品。魔法を「使う」のではなく、「遣う」。この違いが結構重要だったりします。



・RD潜脳調査室
これもです。「攻殻機動隊」が面白いと感じられる人であれば、この作品の良さもお分かりいただけるかと思います。これを説明するには私の知性が全然追いついていませんが、とにかくよくできた作品。第6話は(第1話から見ないとわからないけど)何度見ても泣けます。



・秘密(トップ・シークレット)~The Revelation~
犯罪被害者の脳を摘出し、大型コンピュータを使って死亡前の映像を解析して事件を解決するサイコサスペンスという私好みな設定ではありますが、話の中心的なテーマが同性愛や近親愛などのタブーという女性コミック特有の「濃さ」がなかなか新鮮でした。第7話ぐらいまでは「これ結構佳作なんじゃね?」と盛り上がってましたが、それ以降は雑なストーリーと大げさな芝居でお腹いっぱいになり、最終話までたどり着けませんでした(つまらないせいか、veohにもうpされなかったし)。第1クールまでのOPと曲は一番良かったのに残念。



・デトロイトメタルシティ
実写版との平行企画OVA。ほとんど漫画に色塗ってテキトーに動かしているだけの簡単なものでしたが、それがかえって同作品のチープな世界観にマッチしていたと思います。お笑い要素の面では、OVA版の勝ちでしょう。ちなみに私は長澤まさみには全く興味がなかったのですが、相川由利を演じる彼女の声にすっかりヤラれてしまいました。



・ムネモシュネの娘たち
ユグドラシルから放出される「時竺の実」を体内に取り込んだ女は不老不死の体になるも、天使(見た目は悪魔)と化した男に欲情して喰われてしまうという神話を素材にしたライトなエログロバイオハザード系アニメ(自分で書いてて意味不明)。アニヲタさんたちは声優(能登麻美子と釘宮理恵)の喘ぎ声にしか興味がなかったようですが、この作品のエロスはそういう表面的なものにとどまらないと思います。第1話から第5話までの面白さがあってかなり期待が膨らんだのに対して、最終回の第6話が少々凡庸に感じられてしまったのと、OP曲のデスメタル(?)みたいなラムシュタインみたいなセンスが少々残念だったかも。




ドラマ
・絶対彼氏
- 完全無欠の恋人ロボット -
掲示板にあった「原作を越えた面白さ」、「じつは今クール1番の出来」というカキコミに騙されて最後まで見ましたが、どこで笑えばいいのか、どこで泣けばいいのか、私には全然わかりませんでした。近くにあんな空気を読まない不幸ぶってる女がいたら、私ならならグーで殴りますね(実際は到底無理ですけど勢いの問題として)。全体的にも、この程度のクオリティでも12、3%の数字出しているからドラマとしては一応成功なんだろみたいな作り手の意識の低さを感じます。まあ、もうすぐテレビの時代も終わるからべつにいいんですけど・・・。



・魔王
復讐もの、かつ主役が大野君ということで見てみました。私が、最終回の最後の最後に明らかになった(真実)とは、「大野君が生田刑事を、復讐の相手でありながら愛してしまったという矛盾なのではないか」と知り合いに話したら、「考えすぎ(´・ω・`)」と流されました。あのラストシーンはそういう意味が込められて初めて美しくなるように思えたのですが、私もゲイじゃないのでまあべつにどうでもいいや。ただ、大野君のやや窮屈そうな演技を見てると、今のドラマの現場では彼のポテンシャルを引き出すのは無理なんだろうなと。その辺が少々残念に思いました。








・・・結構見てますね私。非常に疲れました。続きはまた近々。
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絶対誰も気づかないと思いますがdeathは不吉なので改名。
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