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~語るべきことなど何もないのに~
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一時期、テレビ雑誌などで高田馬場がラーメン激戦区であると紹介されることがありました。

が、10年以上馬場のラーメン屋を食べ続けてきた私からすると、ラーメン屋の数がやたら多いだけで、他の街に比べて特別レベルが高いわけではないように思います。










個人的な好みはさておき、私がある程度安心して人にオススメできるのは、麺屋武蔵の鷹虎とつけめん屋のやすべえくらいでしょうか。







武蔵系列の店はどこも活気があり接客も丁寧、かつメニューも挑戦的で楽しませてくれる良店揃い。
鷹虎はワイルドさと丁寧さのバランスが絶妙で武蔵らしい店なのではないでしょうか。


ただ、あまり普段ラーメンを食べない人ほど、武蔵系列に対する評価が不当に厳しい傾向がある気がしなくもない。






また、やすべえは味で高く評価するわけではありませんが、なぜかあのスープが大好きな人が周りに多い。私が一番評価したいのは、客の回転の速さがダントツであること。作りたい味を作るとか、あるいは評論家ウケしようとするでもなく、とにかく多くの人が食べたいものを提供するという姿勢。勝つべくして勝っている店ではないでしょうか。








あと、つけめんならぬつけ「蕎麦」の安土は面白い店だと思います。蕎麦の大大盛にしても料金変わらず。あと蕎麦茶と蕎麦湯が飲み放題(生卵も無料だったかも?)なのは非常にポイントが高い。














他にもいい店はありますけど、おいしいけど少なくて高いとか、あるいは超有名店でも単に回転が遅さで行列してるだけとか。食ってみたらそうでもないみたいな店が多い気がします。













さて、ここで最近出来たヘンな店をご紹介。



以前「太麺堂」があった場所に今年に入って突如できた謎の店。



その名も「謎麺」。





SN3N0046.jpg










外観からして入り口が真っ黒。

入る前から激しく謎を感じさせる。







そして入り口の前に出ているメニューは1つ。


SN3N0045.jpg








麺、スープ、具材に何が使われているのか謎。

その日そのときにどのようなものが出るのか謎。




ということで謎麺らしい。なにせ謎なのでよくわからない。







とある日、私も○城クンも特に何が食いたいわけでもなかったので、とりあえず入店。






すると中は真っ暗。



券売機だけが妖しげな光を放っとる。



SN3N0044.jpg








つい先日、某有名店の券売機にあまりに多くのメニューボタンがありすぎて、入ってくる客が次々と「オススメはなんですか?」と店員に聞いているのがおかしかった・・・なんてことがありましたが。




それ比べてここは非常にシンプル。大盛にするか卵をつけるか。生卵か味玉か。




謎麺スルーして卵だけ注文してみせたら、店員はどんな顔するでしょうね。真っ暗だからそれも謎でしょうけど。






そもそも何が出てくるかわからない店で生卵をトッピングできるツワモノがいるとは思えませんが、つまらんツッコミはその辺にして。
















初めての店で大盛は頼まないのが鉄則。よって謎麺ボタンをポチる。





そして券売機のある空間から、黒カーテンをくぐってカウンターへ。


中には男性客が1人だけ。








その反対側に座ろうとするも、本当に真っ暗なので足元が見えない。


でも太麺堂の内装がそのまま流用されていることはなんとなくわかったので、ロウソクの火を頼りになんとか着席。







SN3N0036.jpg






カウンターに一定の間隔で置かれたロウソクと、あまりステレオでないサウンドで流れるベートーベンがなかなかの雰囲気を演出。





SN3N0033.jpg






また、ロウソクの火で照らされた氷入りのお冷ジョッキが暗闇に綺麗に映える。











・・・という見方も可能でしょう。




ていうか、店員が最後まで私たちにお冷を出さなかったのは真っ暗なせいで出し忘れたのではなく、お冷ジョッキはただのインテリアにすぎないというこだわり?





あるいは、じつは真っ暗な店内のどこかに「お冷はセルフサービスになります」とでも書かれていた?



謎は暗闇の中ってか。









そして最大の謎は、客席だけでなく厨房も真っ暗であろうこと。懐中電灯が点いているようでもなかったし、一体どうやって調理しているのか。


特殊部隊よろしく暗視スコープでも使ってたら笑えるんだけど。










そんなこんなで暗闇に慣れる間もなく、謎麺登場。








SN3N0041.jpg


・・・









8e1f0b55.jpg


・・・?










自分でもフラッシュ焚けよと思いましたが、代えたばかりのケータイでよくわからん。でも実際、食べているときはこういう感じ。何が入っているのか見た目ではわからなかった。



食べてみるに、ワンタンに牛スジの煮込みに何か貝類と白髪ネギが入ってたでしょうか。○城クンのほうにはキャベツだか何か野菜のようなものが入っていた模様。



麺はノーマルな中太麺。○城クンはほうとうの麺みたいだったとか。連れの客に別々のものを提供するのもこだわりというか酔狂というか。





私たちが食している間にもう1人の客が帰り、その後は誰も入ってこない(ドアを開けたもののUターンしたのが約1名)








そして暗闇にベートーベンが流れる中、麺をすする音だけが響く店内。





何を食っているのか以前に、私たちは今何をしているのか?という根本的な謎を感じてしまう。







食べ終わり、私たちは非常口マークの明かりを頼りに出口へ。

SN3N0035.jpg






席を立った瞬間、真っ暗なのれんの向こうから「ありがとうございまーす」との声。やはり暗視スコープを使っているに違いない。



店員が一方的に客を見ている状態とはいかがなものかと思わなくもない。









肝心の味・・・ですが、○城クンは店を出て開口一番、





あーれはマズいですね。







と正直に言い放ってました。


どんな説明をしたところで同じ味は出ないそうなのであれですが、私のスープは「700円にしては」色々入っていたであろうと思われる面白い味でした。売り物としての一定レベルは十分クリアしています。そこは大丈夫。







それにしても、味覚というのは多分に視覚の影響を受けるものなのだなと(我々のような食のシロートは特にね)
視覚から得る情報から出発して評価するクセがついているので、その過程を排除してみるのは面白いかもしれません。

目隠しプレイが燃えるのと一緒ですよね。やったことないけど。あるいは座頭市ごっこ・・・はもっとやんないか。










ただ1つ(?)苦言を呈すると、視覚を制限して他の感覚をもってその空間を楽しんでもらおうとするのであれば、早稲田通りの音が店内に入り込むのも制限すべきでしたね。
ドア1つ挟んでいるだけなのに外の様子がわからない、という風であれば、より不思議な空間を楽しめるのではないかなと。難しいんでしょうけど。














なんにせよ、おいしい店に行っておいしいものを食べるなんて当たり前すぎてつまらないと思ってる物好きな方は、店が潰れないうちに行ってみてはいかがでしょうか。





もっとも、何が出てくるのかわからないので激しくオススメはできません。そこはあしからず。













【オマケ】↓トイ○らスで売ってる大人のオモチャ。














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絶対誰も気づかないと思いますがdeathは不吉なので改名。
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