~語るべきことなど何もないのに~
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忙しいのに年内にまだあと3回記事を更新する予定ですんで、さくっと行きます。
1.Midnight Madness
/The Chemical Brothers(「Brotherhood」収録)
フジロックをたいそう気に入ってるらしく、よく来日してくれる彼ら。もはや来日してくれすぎてありがたみがなくなっている感もあるけど、先日出たベスト盤を聴くと、彼らがダンスとロックの頂点を同時に極めた奇跡的な存在であることを再確認させられます。この曲みたいにベース音だけで踊れるナンバーが出てくることからして、まだまだ爆弾のようなアルバムを落としてくれそうな気配を感じます。
2.惑星のポートレイト5億万画素
/UKAWANIMATION!(feat石野卓球×萩原健一)
ショーケンこと萩原健一がこの曲を瀬戸内寂聴のところに持っていって聴かせたってエピソードからして笑えるんだけど、そうしたくなるのも無理はないかなあと。最近だと、彼が少々逮捕歴の多い役者なだけでなく、もともとテンプターズでデビューしたれっきとしたシンガーだったことを知らない人は、結構多いんじゃないかと(もちろん私もその1人)。私がシンガーとしてのショーケンを知ったのは何年か前の「うたばん」だったけど、そのステージでの彼の放送禁止レベルの存在感といったらもう。そのキレっぷりはクスリを打って痙攣しているようにしか見えませんでしたからね。このシングルを聴くと、(そのインパクトには及ばないまでも)彼が痙攣している光景が浮かぶようです。卓球のトラックもカッコよすぎるけど、ショーケンがとにかくハンパねっす。
3.桜の花、舞い上がる道を
/エレファントカシマシ
たとえば、必殺の名曲「俺たちの明日」の、
10代 憎しみと愛入り交じった目で世間を罵り
20代 悲しみを知って 目を背けたくなって 町を彷徨い歩き
30代 愛する人のためのこの命だってことに あぁ 気づいたな
季節は過ぎてそれぞれの空 オマエこの頃 何想う
みたいな詞であったり、この「桜の花、~」であったり、「新しい季節へキミと」であったりと最近の活動をみると、完全に復活したと断言できます。復活も何もべつにスランプじゃなかったかもしれないけど、なんにせよ世間が再びエレカシを必要とし、宮本浩次がそれに応えられる状況が整ったことは確かです。次に出るアルバムはきっと売れることでしょう。四の五の言わずにとにかく聴いてそして泣けと。そう思います。
4.呪文 - MIROTIC/東方神起
いくら物好きでもK-POPまで手を広げるほどヒマじゃないし(つもり)、どうせEXILEの韓国バージョンなんでしょ?とか見くびってた私が愚か者でしたよ。本国では「扇情的」であるとの理由で未成年への販売が規制されている同曲ですが、この扇情的、というのも最近のJ-POPに欠けてきている要素ではないでしょうか。ポップスは誰でも共感できるものでなければならないのだけど、それはEXILEの歌のように日常会話で話せるようなこと(それはそれで大事ですが)じゃなくて、自分でも気づかない人間の本能に訴えるようなものでなければつまらない、と私は思います。そういう表現は外国語だからやりやすいということもあるかもしれません(この曲に関しては日本語版よりも韓国語版のほうが全然かっこいい)が、そうであれば、これからも日韓の未成年たちをどんどん扇情していただきたいと思うのです。
5.おしゃれ番長feat.ソイソース/オレンジレンジ
capsuleの「more more more」と迷いましたが、こちらにします。前々から思っていましたが、この人たちは本物のバカですね。正確には「おバカ」ですかね。「おバカ」といっても、たとえば羞恥心が足し算の計算ができないようでじつは自分のキャラを計算してクラスの人気者になったのとは違って、この人たちはもう、最初から教科書なくしちゃってるわいつも教室の窓の外を眺めてボーっとしてるわで成績のつけようがない感じ。よくパクリが多いとか叩かれますけど、たぶん本人たちはそういうクラスのみんなが好きそうな議論にあまり関心がないんじゃないですかね。ポッキーのCMでこの曲をダンス込みで聴くとイライラする人も結構いるようですが、それはたぶん、その人が常識人だから。常識人をイライラさせる、バカな人を踊らせる、というのはもともとロックの役割であって、だからつまり、オレンジレンジはロックであると。「また何でもかんでもロックにつなげて・・・」と思われるでしょうけど、私はオレンジレンジというグループの面白さはここにあると思っています。
てことで、次回はみなさんお待ちかねのアニソンベスト5(ぇ
(´ω`)
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年末ということでそろそろ今年のまとめに入りたいと思います。てことで今日はアルバムベスト5。
1.キラキラ!/曽我部恵一BAND
一番上に持ってきておきながら、ここに挙げたアルバムの中では一番聴いた回数が少ないです。理由は単純で、聴きこんだらどこかに行ったまま帰ってくる自信がないからです。1曲目が「何年も前の春の終わり 代々木の駅前で天使を見た」って始まる時点で私の頭はカーン!逝きますから。2曲目は題名が「結婚しよう」だし、7曲目の「チワワちゃん」なんてどうです。子供が親戚のチワワが病気になったからってチワワに手紙書いちゃうんですよ?嗚呼、いいなあ俺も早く孫が欲しいwww○| ̄|_ってはい、いきなりスイマセン。てことで最近出たライブ盤も買ってますけど、ほとんど聴いてません。私には刺激が強すぎます。
2.HEART STATION/宇多田ヒカル
買った当初はBeautiful Worldなど数曲を聴いてた程度でしたが、最近になって、アルバム全体を堪能するために自分の感覚が追いついたようです。最初はなんかダセエなこれ、とか思うのですが後から反省、というニワカによくあるパターン。一度はライブに行きたいと思うのですが。
3.THE RENAISSANCE/Q-TIP
A Tribe Called Questのラッパーであることすら知らぬまま背伸び的に買いましたが、ほぼ毎日聴いてます(ケミカルのベスト盤に入ってたGalvanize[featuringQ-TIP]も、ていうかそれがきっかけ)。声が変態っぽいのがイイです。
4.NO.1/TOKYO No.1 SOUL SET
くたびれた大人、というか大人になりきれないままアラフォーになってしまった男が、涙と鼻水を垂らさんばかりに幸せを謳う1曲目「Innocent Love」。こんなの恥ずかしくて聴けっかよ!ってぐらい無防備な直球にヤラれました。それでいて、他の曲にはアラフォー特有のクールさとかひねくれ感もきちんと残っててつくづくダメ人間だなオイ!ってもう誰に言ってるのでしょうか私は(まあ、たぶん自分)。てことで、これから毎年春になると、このアルバムを聴くんだろうなーって思います。ハイ。
5.archive/sleepy.ab
今年フジロックの小さなステージで発見。今まで注目されなかったのは見た目と音楽性の地味さから一目瞭然だし、これからも注目されることはないでしょう。勝ちに行ってる感じじゃないけど、それでいいじゃないか。ライブを観ると、今さらのRADIOHEAD直系な気が激しくするけどべつにいいじゃないか。アルバムを聴くと、もっとそう感じるけど全然いいじゃないか。また夕方の原っぱで彼らの演奏を聴いてみたい。
次点 808'S & HEARTBREAK/KANYE WEST
今年のグラミー賞のステージでのダフトパンクとのコラボを見てから気になってたカニエ・ウエスト。その熱いパフォーマンスとは異なり本作品のトーンは重厚(すぎる?)ですが、それだけに、彼の真摯さがより伝わるものになっていると思います。他ジャンルの表現と積極的に交わっていこうとする彼の姿勢はHIPHOPというジャンル自体の柔軟性によるところもありますが、それでもなおソウルシンガーないしソウルラッパーとしての本質からブレないのは、彼自身の才能が相当なものだからこそでしょう。ええ、もうなんかテキトー言ってますが、来年はHIPHOPにもっと触れたいと思ったウシでした。
次回はシングルベスト5(´ω`)
原作を読んだことのない私でも、ドラマ「流星の絆」がちょっとした原作レイプになるであろうことは容易に想像された。実際2話まで見てみて、東野圭吾の話をクドカンに持って行ったプロデューサーの度胸に感心させられた。とは言うものの、このドラマをして「良くも悪くもクドカンワールド」の一言で片付けるのも少々さびしく思い、急遽コメントをする次第。
掲示板を見てると、原作を少しでもいじるとすぐ目くじらを立てたり、納得が行かないとすぐ「原作レイプだ」とわめく人がいる。たしかに、その役者しかいなかったのかなあとかそこもう少し時間かけられなかったのかなあとか少々、かなり残念な形になることが多々ある。しかし原作レイプというのは、原作の本質を押さえている人にしかできないことではないだろうか。私はべつにクラウザーさんじゃないので何でもかんでもレイプしろとは言わないが、原作をレイプできないようじゃあ、脚本家として器も知れてるんじゃなかろうか。
ドラマ「流星の絆」は、幼い頃に両親を殺された子供3人が助け合いながら生きて、いつか犯人に復讐をしようとするという、非常に大雑把に言うとそういうお話なのだけど、この3人を中心に、ところどころでコント的なシーンがマシンガンのようなテンポで繰り出される。漫画のカットをはさんだり脇役を大きくフィーチャーしたり(妄想係長)と、真面目な人からすればほとんど悪ふざけに近い仕上がり。しかしじつは、笑いからシリアスへのつなぎは丁寧だったりする。
たとえば、要潤からハヤシライスをいくら注文されても作る気がない、納豆ご飯を出しておいて店長が林さんだからハヤシライス、とか。しかし、よくよく考えてみると、ハヤシライスは殺された父上の得意料理だった。だから作らなかった。あるいは、要潤に説得されて父を思い出しながら徹夜で作ったのに、「朝からハヤシランスなんて食えるか!」と要潤に怒鳴られる。けどそれを弟と妹のところに持っていって3人で一緒に思い出の味を食べる。そこでは、いちいち「親父のハヤシライスがあ~」などと説明的なセリフを吐きながら泣いたりしない。あえて言葉で語らないことによって表現に深みが出ている。
と、そんな技術的っぽい話はドシロートの私が語ってもしょうがない。というわけでここからさらに、コント的なシーンにはまだ何か意味があるのではなかろうか。そこで以下妄想を繰り広げる。
考えてみれば、主人公の3人は、両親を無残に殺されている。つまり、「被害者の遺族」の物語。最後には彼らが心の救済を得られるかが焦点になってくるのだけど、それ自体はもう落とし所が決まっている。それより重要なのは、主人公たちの日々の生き様ではないだろうか。
実際に主人公たちのような悲惨な目に遭った「被害者の遺族」が、事件の後にどのような人生を送るのか、ぬくぬく育った私には想像もつかない。普通の人と同じように漫画を読んで笑ったり上司の悪口を言ったり鼻くそほじったり合コン行って「今日はハズレだったな」とか反省会をしたりするのだろうか。周りから同情されたり知らないフリされているかもしれない状況の中で、そんな風にくだらない、ふざけた日常を過ごすことは可能なのだろうか。主人公の3人は、そういう状況の中で苦しみながらも、何とか普通の人と同じように生きようとする。くだらない話をしたり、いかがわしいDVDレンタル屋でバイト中にゲームしたり、気に入らない奴を騙してカネをまきあげたりする。まあ、普通の人がカネまきあげちゃイカンのだけど、でも、実在の「被害者の遺族」の人がそんな主人公たちを見て、「ああ、俺も少しぐらいは笑っていいのかな」と気づけるということはないだろうか。必ず心を救済されるだろうとまでは思わないが実際問題、身近に「被害者の遺族」がいたとしてもかけてあげられる言葉なんて非常に限られている。本人にとって本当にありがたい、効果的な優しさというのは、あんな風に通り過ぎたあとに「あれってもしかして暖かかったのかな」と気づける程度のものではないだろうか。
以上のような妄想が東野の原作の本質を突いているとは全然思わないし、クドカンがそういう意図でコント的なシーンを多用しているとも思わないけど、まあさっき自分で原作レイプとは書いたけど、そんなわけで私にはこのドラマは極めて真面目に作られた作品にしか見えないのです。まだ終わってないけどね。
大体2時間で書くとこんな風です。トンチンカンだったらスンマセン。
今もう1つ見てるのは「風のガーデン」ですが、終わったら書くかもです。
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絶対誰も気づかないと思いますがdeathは不吉なので改名。
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