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~語るべきことなど何もないのに~
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大震災からの東北復興




楽天球団創設9年目にして初日本一




星野監督も因縁の巨人を倒して初日本一




マー君の連勝記録,それが破られた次の最終戦で胴上げ投手







ここまで物語性の強い日本シリーズも珍しかったと思う。












「物語」というとあの感動が安っぽいみたいに聞こえるかもしれないがそうではない。

むしろ逆で,物語が成立するのが難しい時代に,物語以上に物語らしい直球を見せられて度肝を抜かれましたっていう。










昔マー君のライバルだったハンカチ王子が,何かのヒーローインタビューで自分のことを「持ってる」と表現したことがあったが,皮肉にも本当に「持ってた」のはマー君だったらしい。








あの,人を手放しで褒めたりしない野村監督も,




マー君 神の子 不思議な子




なんて名言を吐いてらっしゃいましたけど。






今シーズンだけで25連勝なんて,確かに神の子にしかできまい。


あの2戦目のピンチでロペスを三振に取った球を見たときも,なんかこう,感じるものがありましたよね。












160球投げた次の日の登板なんて,現在のプロ野球のセオリーからはありえない。

ピッチング練習をする田中について,解説者も「気合いを示すアピールとしてならわかりますが・・・」と首をかしげていた。








しかし,東北復興の機運が徐々に出てきた2013年。





楽天とマー君の活躍はその象徴だったと言っていいでしょう。








楽天には楽天の勝ち方がある。

それはプロ野球のセオリーよりももっと大事な,東北の人たちの希望に則った勝ち方。







だから登板を直訴したマー君も,登板させた星野監督も,本当にエラい。



星野監督はあんま好きではないけど,あんな物語性の強い采配ができるのは確かに星野ならでは,という気がする。他にやれるのは長嶋さんくらいだろう。落合なら絶対やらない(笑)。


















反面,原監督はどうだったか。




巨人は強かったかもしれないが,正直つまらなかった。









原巨人の野球がスモールベースボールと呼ぶにふさわしい緻密な野球か?というと特にそんな風には見えないし,
そもそも「巨人軍」と名のついた球団がスモールベースボールをやろうとすること自体,疑問を感じる。









巨人が強いことで人々に夢を与える,みたいな時代はとうの昔に終わっているのだけど,でも長嶋さんみたいに,そこにこだわり続けて欲しいとも思う。









まあただ。今年はしょうがない。




実力自体は星野監督も認めるように巨人のほうが上だった。

しかしそれ以上に,今年の楽天は背負ってるものの大きさが違った。







結局のところ後付けで考えると,どことやったって楽天が勝った。

そういう物語だったんだなっていうお話でした。













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絶対誰も気づかないと思いますがdeathは不吉なので改名。
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