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~語るべきことなど何もないのに~
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今年のキングオブコントは,見て本当に損した気分だった。

かもめんたるの優勝がまあ,概ね正解であることは争いはないだろう。










しかし全体的には例年に輪をかけてつまらない大会だった。




ほとんどのコントが着眼点の面白さで押し切るか,大声でむやみに叫んでキャラでごまかすか。ストーリーの緻密さが光ったのは,かもめんたるの2回目のコントだけだった。

8組が2回ずつ合計16回。ここまで長ったらしくしなくても,どこが優勝か決めるのはそんな難しくないと思うが。

















鬼ヶ島,天竺鼠,TKOあたりが上位だったのに対し,うしろシティ,さらば青春の光の点数が低かったのもシラケた。






たしかに,素人に審査させるとルックスのいいグループが上位に来てしまう。



かといって大御所に審査させるとTHE MANZAIとの差別化もできない(もっともそれは,THE MANZAIで「コント漫才」が幅を利かせていることのほうが悪いのだが)





そこで,決勝に出られなかった芸人100人に審査させ,ダウンタウンの司会で飽きさせないようにする。










結果,コントよりもダウンタウンと芸人たちのやり取りの方が笑えるという逆転現象が起きている。












芸人に審査させれば素人よりも公平に審査できる,というのがこの番組の「良心」であるように見受けられるが,それは果たしてテレビ的な正義なのか。









そもそも,芸人は笑いについて一般人とは技術的にも感覚的にも違うわけで。


芸人の仕事は「芸人」を笑わせることなのか?というとそれはどうなのか。






なのにこの番組のシステムの下では,決勝進出グループは,優勝するために一般人を笑わせることよりも,芸人に評価されることに重点を置いてしまうのでは?








世間が言うほど事務所内外の人間関係や仲間意識で点数が歪められてるとは思わないが,うしろシティの点数をみると,そういう風に勘繰られてもやむをえまい。












歴代の優勝者が出場できないというのもなんともはや。


若手にチャンスを与えんとする意図を感じるが,そんなぬるい競争の中で持てはやされた若手が,その後どれだけ活躍できるかは甚だ疑問。ならば,優勝しても連続で出場できるようにして,その年の真の日本一を決めるべし。


そんな厳しい競争の中でこそ,強運を実力を持った新しいスターが生まれるはず・・・おっと,何を言っているんだ?俺はw




















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なぜか最近、忙しさに比例してバラエティ番組を観る本数が増えてしまって我ながらどうなのかと。



その分アニメの本数が例年に比べて減っているのだけど、
もとよりそんなもの見てんじゃねえ歳考えろって話でそこはカウントされないわけでそれはさておき。













現在のバラエティ番組で無視できない存在になっているのが、言うまでもなく有吉弘行。





猿岩石の大ブレイクから長いスランプを経て毒舌で再ブレイク、それで今やお茶の間の人気者として定着しつつある。

かといって毒舌キャラをやめて丸くなったのでもなく、TPOに応じて視聴者が求めているものを提供する。




彼の最大の武器は毒舌、というよりはキャラの出し入れの的確さ、空気を読む嗅覚の鋭さであると思う。





テレビで有吉を見かけると、この流れでどう動くのだろう、何を言うのだろう、とその空気読みのテクニックばかり見ているが、これがなかなか飽きない。







そんな有吉も空気読みをほどほどにして言いたいことを言っているのが「怒り心党」。

マツコとともに、視聴者のメールを強引に自分なりに解釈して人格攻撃をしたり、メール内容を無視して好き勝手に話をするなどの傍若無人っぷりがとても痛快だったりする。



有吉、マツコ、夏目三久。

3人とも圧倒的な勝ち組なはずなのに、ビミョーに負け組臭が拭えない。そんな3人の化学反応が魅力で、毎週欠かさず見ている。










あと昔の話になるが、アメトークで、有吉が品川に「おしゃべりクソ野郎」とあだ名をつけたことがきっかけで、有吉は再ブレイク、品川は(芸人としては)仕事激減したとされる、いわゆる「おしゃクソ事変」。





もともと有吉と品川とでキャラが被っていたわけでもないので不思議な話ではあるが、
まあ、大きい事務所で売り出してもらっていた芸人と、10年近くテレビを見て研究し続けた芸人とでは実力の差が出てしまうのは致し方ない。品川も才能あるし努力もしていたはずだが、相手が悪すぎた。映画監督に小説にと品川の多才さも有吉に食われた原因かもしれない。


なーんて偉そうに私が言って何の説得力もないのだけど。










有吉がお茶の間に浸透した分、毒が薄まったわけではないが、
世間的にはそう映ってしまうのはやむを得ない。




ではその代わりに誰がいるか。





それはやはり、現在急ピッチで売り出し中の小藪、それと坂上忍だろう。




ネチネチと暗く、ひねくれた物の見方、言い方しかできない小藪。

私は最初に見たときから嫌いでそれは今でも変わらないが、有吉のように人に好かれるようなポジションには絶対身を置かないスタンスは、まあ、どこまでやれるのか少し興味があったりする。


って言ってるこの時点で負けちゃってるのだとは思うけど。






他方、自分の気に入らないことは何でもかんでも言ってしまう坂上。
たしかこの前、8時台の番組で「ブスは化粧するな」みたいなことを吹いていた。



彼の場合、子役で昔からテレビの世界にいるので超ワガママだし、周りの芸人に比べてテレビ業界に未練もない様子。

実際、年末に馬券が大当たりしたら来年は仕事一切しないのだとか。


だけどしかし皮肉なことに、こういう人間の言うことがテレビ的にとてもオイシイのである。





この、人から好かれようと微塵も思っていない二人が共演をしていた深夜番組「最高のクレーム」。先週終わってしまって本当に残念。

この番組に2人が出てたせいでどちらかというと大嫌いだった千原せいじですら、ワタシ的にアリっちゃアリな芸人になってしまったくらい。





ああ!!!「最高のクレーム」が終わってしまって、後はどうなるのだろう。

「だんくぼ」があるからまだ大丈夫だけど・・・ってオレ見すぎかw






てことで次回、あるいはそれ以降に壇蜜についてもお話しましょう。





















おニャン子クラブ


モーニング娘。


AKB48






アイドルとして1人では無理だが人数の勢いでごまかす、という意味で共通点がある(と一応は言える)



この流れをリアルタイムで見てきた人間からすると、





オリジナルはおニャン子クラブであって、



モー娘はおニャン子のパクリであり、



AKBは秋元によるおニャン子のセルフカバー





という見方をしてしまうのは無理もない気がする。



実際に当事者であるつんく氏や秋元氏がどう考えているのか面倒なので確認しない。






しかし私は、そのような図式は単純化しすぎて不正確であるように思う(自分で単純化しといて言うのもなんだけど)








おニャン子クラブは、アイドルブームが終焉に差し掛かった80年代半ばに出てきたグループ。



それまでの明菜、聖子、マッチ、ひろみなどのようなトップスターが出てこなくなりつつある中、
でも、ひと束いくらで売ればまだお金儲けできるでしょ?とアイドルブームの残り汁をアレンジして商品にしたのが、おニャン子だった。






秋元氏がアイドルブームを終わらせたとの批判は当時からあったが、その点に関しては間違いであると思う。
秋元氏がおニャン子をやらなくてもブームは終わったし、誰かがおニャン子みたいなことはやっていたはず。
そもそも、一個人にブームを終わらせるほどの力があるとは思えない。






というのが私の考え。






そしてAKB。


私は、AKBは、モー娘を「アレンジ」したものと考える。








モー娘は一般素人からのオーディション選抜を基本としていたのであって、
おニャン子のようにスカウトはしたけど聖子や明菜になれなかった人たちの寄せ集めではなかった。

一般素人からアイドルになるのか、トップアイドルにはなれずアイドルになるのかでは出発点が違う。



おニャン子は、寄せ集めとはいえその後何人もソロで活躍できたくらいだから、それなりのオーラは元々あった。
だから歌が下手かろうがダンスが下手かろうが、それは昔のアイドルブームの名残として成立したのである。




これに対してモー娘は出発点が一般素人だから、(最低限の魅力や個性が必要なのは当然の前提としても)昔のアイドルのように歌や踊りが下手では話にならなかった。

そこで、新メンバーのオーディションやポジション争いといった競争原理を視聴者に晒し、ファン心理を煽るやり方を導入した。参加型といってもいい。






この両者の比較を見たとき、AKBがどちらに近いかは説明するまでもないでしょう。



00年代半ばにモー娘ないしハロプロ一派が飽きられつつある中、彼らがやれなかったことをやり、あるいはもっとお金が集まる方式を導入したのが、秋元氏のAKBという流れ。おニャン子が出てきたときの流れとよく似ている。




なので私の目から見て秋元氏という人物は、新しい物を発明するパイオニアとかオリジネイターというよりは、時代の流れを読んでお金儲けの仕組みに変換するアレンジャーとしてのイメージが強い。






さらに言えば、楽曲。


つんくは、昭和歌謡曲の復権を目指していたのではないか。
ここで昭和歌謡曲というのはつまり、老若男女が楽しめる楽曲。抽象的に言えば、1つの物に大衆を巻き込むというか、そういう感じ。
実際、「LOVEマシーン」は当時誰もが知る名曲になった。



他方、おニャン子やAKBはどうか。

1つの物に大衆を巻き込むというより、大衆の多様なニーズに合った物を細かく切り取って売りさばいている印象が強い(この点はハロプロも同じか)



私もポニーテールやらヘビーローテーションくらいは知っているけど、上の年代にAKBの曲がどれだけ知られているのか。
まあ、小林よしのりや田原総一朗も大好きなのだから老若男女が楽しんでいると言われればそうなのかもしれないけど(笑)。







しかしだからといって、秋元氏がたいしたことないとか言うつもりは全くないです。

お金を儲ける仕組みに特化していけば、必然的に彼(ら)のやり方になるはずであるし、それが悪とも思わない。







昔は例えば、聖子か明菜かの二択、あるいはキョンキョンも入れて三択で議論が成立するような平和な時代だった。家族みんなでザ・ベストテンやら夜ヒットやら紅白やらを観ていたわけです。




しかし今では十択、二十択いやそれ以上。いわゆるニーズの多様化ってやつ。
カリスマ性、アイドル性に対する消費速度の増大もあって、アイドル文化を商売として成り立たせるには、AKBのような大人数がどうしても必要になるし、それが同時にリスクの分散にもなるという時代の流れ(人数が多い分個性も多いといえるか疑問なしとしませんがその点はさておき)






握手券商法だって違法DLに対抗するには最も効果的なやり方なのであって、インターネットの発達という時代に対応したうまいやり方だなと感心させられましたよ。


そのせいで庶民の感覚とズレたランキングになるわ大量のCDが中古屋に流れるわ・・・でもそうやってお金が流れたことで名曲が産まれなくなったのか?




AKBの曲がつまらないからといって、別に秋元氏がJ-POPを終わらせたわけではない。J-POPブーム、あるいはK-POPブームの残りカスをうまくアレンジしただけなのだから。





ポップスは時代を映す鏡とはまさにその通りであって、つまらない曲ばかり売れてるってことはつまらない時代だから当然のこと。つまらない時代に名曲なんて簡単にできやしない。




でもその時代に抗って名曲を作ろうという気概を持てるかどうか。それがアーティストの正しいあり方だと思うし、私は、つんくはそういう人だったと思う。
秋元氏も実はそうなのかもしれないが、今のところ私にはわからない。


将来AKBが「LOVEマシーン」のような曲を出したなら、それはそれで私も楽しませてもらいたいな、と思うわけです。










* 仕様変更により文字入力がしっくりこなくなったせいで文章もちょっと・・・はいw


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絶対誰も気づかないと思いますがdeathは不吉なので改名。
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