~語るべきことなど何もないのに~
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7,8年前に京都旅行に行った際,京アニのスタジオ?の売店で「アニメーターの心得」みたいな本を買ったことがある。今回と同じ場所ではなかったが,随分と田舎だなあと感じたのを記憶している。
それがまあ,例によってまたかと呆れてしまう。
私は登戸駅の「あの現場」が見える場所を通って,毎朝電車で通勤している。
事件とは何の接点もないが,それでも被害者への哀悼の念と加害者への怒りは心の片隅に置くように心がけており,カリタスの看板を見たときは必ず思い出す。
あのとき,加害者が引きこもりだったという属性を抽出し,引きこもりを叩く人が出る前から「引きこもりだからといって犯罪者予備軍という偏見で見てはならない。統計的にそうなっている」と予防的に擁護した上で,登戸の件は動機の解明が必要で?今後は引きこもり状態にある人に手を差し伸べるシステムを「社会が」考えていかねばならないみたいな意見が蔓延していたように思う。そして今回も似たようなコメントが垂れ流されていた。
今回の犯人から,仮に「動機」がなにかわかったところで,誰も納得できるものではないだろう。むしろ「そんなくだらないことで命を奪ったのか」と遺族にさらにショックを与えかねない。「動機」の解明なんていうのは現場のプロが内々にやればよいことである。
まして「社会が救いの手を差し伸べる」とか。一見温かみのある建設的意見に見えるが,とどのつまりは「自分はやらないけど社会の誰かが頑張ってね」と言っているだけである。
端的に個人が大量のガソリンを簡単に買えないようにすればよい。シンプルにそう思う。
チャッカマンで火を点けるだけで30人以上を簡単に殺せるようなものを,簡単に買えること自体おかしい。不便になるとの声も聞かれるが,ならばどうぞそのことを遺族の前でも主張して見て欲しい。
カリタスの場合だって,屈強なボディーガードを雇うべきだった。それってそんなに無理な話なんですかね?
登戸と京都では犯行に至った経緯が異なるので,犯罪者予備軍と一括りにしてはならない。しかし,動機という無限のパターンの1つ1つを科学的に解明しようと無駄な努力をするよりは,結果から逆算していかに被害を防ぐかを正面から考えたほうが合理的である。ちょっとコストがかかるというだけで結局何もせず,他人任せのまま動機について空想していても,また同じような事件が繰り返されると思う。本当に怖い世の中になってきたよ。
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絶対誰も気づかないと思いますがdeathは不吉なので改名。
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