~語るべきことなど何もないのに~
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まだなんとなくじんわり暑いですねウシですこんばんわ。
てことで観てきました噂のサマーウォーズ。
あの「時かけ」の監督作品ということもあってか前評判が高く、上映後も新宿のどこの金券ショップに行っても前売り券がない状態(配給規模があまり大きくなかった?)でかなり期待が高まっていたが、裏切られなかった。もしかしたらCGが綺麗なだけのペラペラな映画かもしれないと思っていたが、全然違った。少々大げさに言えば、映画館で観るべき映画を久しぶりに観た気がした。
アニメを普段観る人もそうでない人も、
ネットの知識がある人もそうでない人も、
花札を知ってる人もそうでない人も、
年齢性別問わず楽しめる。エヴァ破も相当間口が広がったけど、こっちのほうが人に勧めやすい。笑いあり涙ありの手に汗握るストーリー展開というありきたりにして非常に大事な、やるべきことをしっかりやっているエンターテイメント作品。
ピンチになって、何をすればいいのかわからない。でもあきらめない。とりあえず何かをする。どこに行くかは重要ではなく、とにかくあきらめないことが大事という、アニメが表現すべきことをしっかり表現している。冷静になればハッピーエンドになることはわかりきっているが、そこへの持って行き方が素晴らしいので、冷静にさせてくれない。ていうか熱い。ロッキーほどではないけど、それに準じる熱さかも。
このサマーウォーズが超ドタバタながらもしっかりとした作品に仕上がったのは、タテの関係、つまり家族の描写に力を注いだことが大きかったのではないかと思う。最後に全世界のアバターが連帯する様子(ネット上のヨコのつながり)は、あれだけならハイハイすごい映像ですね程度で終わるけど、栄婆さんと、その下に団結する夏希の家族(タテのつながり)の描写により、迫力が増したように思う。ヨコのつながりが感動的なのは、あくまでタテがしっかりしてのこと。栄婆さんが知り合い1人1人に電話をかけて、「あなたならできる」と繰り返し励ます様子が、非常に印象的だった。ていうか私もあんな婆さんが欲しかった。
もうすぐ2010年になろうとする現在、アニメに限らず、少なくとも表現に迫力、リアリティを込めたければ、家族との関係の描写に力を注ぐのが絶対条件になりつつあると思う。おそらく、そこから逃げた表現は薄っぺらいものとして見向きもされなくなるだろう。そしてそれは、私がロックという音楽ジャンルに飽き飽きしている原因に通じるのではないかと思えてきた。たぶん意外といい線突いていると思うので、後々掘り下げてみます。
というわけでまとめると、
とりあえずサマーウォーズは観といて間違いないから。
迷ったら観るべし。興味があるなら、忙しくても観に行く価値はある。
実際私はありました。
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絶対誰も気づかないと思いますがdeathは不吉なので改名。
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