忍者ブログ
~語るべきことなど何もないのに~
[60]  [58]  [57]  [56]  [55]  [48]  [54]  [53]  [42]  [40]  [41
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。







アニメについて語るとき、常に





アニヲタ=キモイ




という図式を念頭に置いて、今自分はどのヘンにいるのかを意識している。


最近、真性アニヲタではなく、比較的ノーマルなアニヲタが増えているとか聞いたことがある。そんなものは、負け組男子の悲しい言い訳でしかないとは思いつつ、もしかしたら自分もその1人なのか。まだそのエリアにとどまれているつもりなのだけれど。




アニメが好きな男性というのは、ほぼ例外なく女性を見る目がいやらしいと思ってまず間違いない。


アニメが好きな男性というのは、ほぼ例外なく女性の魅力へのこだわりが強いと思ってまず間違いない。



その私が一例として挙げるに、ツンデレがある。これは何が良くて流行ったのか、何が萌えの対象なのかを考えてみるに、女性がツンな状態がかわいいのでもなければ、デレの状態がかわいいのでもない。いや、かわいいのかもしれない。
しかしツンデレがアニヲタ文化の中でほぼ普遍的な価値観に位置づけられた理由は、じつはそこではない。ツンからデレに変化する過程が良いのである。点ではなく線である。





今日は走ってますがついてこれるだろうか。








さらに言えば、女の子の制服や大きな胸や下着そのものがエロイのではない。いや、エロイのかもしれない。しかし本当にエロイのは、それが脱がされる過程である。おっぱいそのものがエロイのではない。いや、(ry





ここで思うに、かわいいも萌えもひっくるめてまとめてエロスに含めてしまうと、エロスは点ではなく線であると思う。
私が最近のアニメを支持する理由の1つは、そこをきちんと理解していると思える作品がチラホラ観られるから(ていうか、これってアニメ特有の価値観じゃない気がするけど)


たしかに、私の言う「点」しか表現しない作品も多いだろうし、需要がある限りそこで商売すべきだとは思うが、その中に埋もれてひとくくりで片付けられてしまうのがもったいない作品は、意外とある。ま、埋もれたところでアニヲタ以外誰も困らないのだろうけれど。


やや過激な前フリが長くなったが、こういう目でこの化物語を観るに、たしかにアニヲタ=キモイと言わざるを得ない。少なくとも観ている側よりも作っている側の人間のほうが数倍キモイ。誤解をおそれつつ言えば、変態。もちろんこれは、表現者に対する最大級の賛辞のつもり。




化物語とは、草食系イケメン高校生である主人公阿良々木暦(アララギコヨミ)が、化物(怪異)に取り憑かれた女の子5人を救うお話。
作品は女の子ごとに5部構成からなるのだけど、それぞれが最初は表面的な人格でおちゃらけたかと思うと、そこから内面の傷(怪異に撮り憑かれる原因)に至るまで丁寧に、それこそ身も心も裸にするかのように語っていく。おそらくこれが、ごく普通な中年男子一般のエロのたしなみ方なのだろう。パンチラがないからエロじゃない」とか真顔で主張したりしてるようだからアニヲタは馬鹿にされてるんだってことにいい加減気づいてほしいけどまあ無理だろうな。



しかし化物語となると、その5人の女の子はみんなほぼ家族との間に問題を抱えている。そのキャラと同じ境遇にいる人間の立場から道徳的にみれば許しがたいことではあるが、そうでない人間からすれば、傷が深ければ深いほど(ry そこまで行くと完全に変態。





私がじゃありませんよ。西尾維新(原作者)と新房昭之(監督)が、です。って言い過ぎか。




最初はアングラ劇団風なマニアックな会話劇かと鼻につきかけたが、徐々にその言葉遊びが女の子の核に直結してくる構造に気づき、次第に引きこまれるようになった。言葉をおろそかにしない物語。真面目な言葉遊び。あまり詳しく説明する気はないけど、例えばタイトルの化物語が化物と物語がくっついた造語、というだけなら、まあそうですかと思うとして、それが英語(ghostory)にしても成り立つ言葉であることからすると、果たしてどこまで計算されているのか想像もつかない。恐るべし西尾維新(これもNISIOISIN)。






本当はキャラごとに用意されたOPとEDのアニソンにしては高すぎるアレンジセンスとか語りたいこともあるけどもう夜も遅いし面倒だからまとめると、アニメはこうやって女の子をかわいく表現することに日夜こだわり続けているのに、なぜテレビドラマじゃ北川景子にミニスカで黒のニーソを穿かせるくらいのこともできないんだってこと。







おい三次元!


本気出せよ!(修造風に)










・・・いや、この際、点と線の話は忘れて欲しい。私が悪かった。
でもね、こだわって欲しいですよ。どーせみんな変態なんだから。

過剰なものを見たい。過剰なら、不快でもなんでもいい。

というのは自分だけかもしれない。そうであるなら、せめて時代のリアリティとつながる範囲で過剰でいて欲しい。それが2009年現在は北川景子にミニスカニーソなんです。そんな大したことじゃないと思いますけどね。






てことで寝ます。

PR
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新CM
最新TB
プロフィール
HN:
ウシ-rebirth-
性別:
非公開
自己紹介:
絶対誰も気づかないと思いますがdeathは不吉なので改名。
バーコード
ブログ内検索
忍者ブログ [PR]