~語るべきことなど何もないのに~
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東京マグニチュード8.0
現在の東京で大地震が起こったら─ というシミュレーションアニメ。この作品をリアリティで評価するか、それともドラマとして評価するかは非常に難しい。作り手としても、そのバランスが最大の悩みどころだったのではないかと推測する。ドラマの面からいえば、孫をなくしたおじいさんと出会う中盤以降から毎回泣かされた。しかし最後にして最大の泣きどころは、どんなに駄作になろうとも違う結末にして欲しかった。
ライドバック
第1話のクオリティだけなら年間1位かもしれない。放送が始まったときはさすがマッドハウス、とOPを繰り返し見たものだったが、ストーリーの枠がテロに移行するにつれて徐々に残念になっていく。もっともそれは、原作の設定自体の無理さに原因があって、テレビはうまくカバーしたほうではないだろうか。主人公の内面の描写からブレなかったのは良かったと思う。
リストランテ・パラディーゾ
オノナツメ原作。腐女子向けのせいか、オッサンの私は感動もなければムカつくこともない。平凡であることが一番の幸せみたいな。ストーリーからにじみ出る平和さと映像の暖かさとがあいまって、なんか和んだ。途中で観るのやめたけど。
鉄腕バーディDECODE02
第1期とは異なり全体的に暗いトーンでストーリーが進んだため、エンターテイメント性は少し弱かった。しかし、架空世界の描写を通じて現代世界への問題提起を行った点では、至極まっとうなSF作品だったと思う。最終回の戦闘シーンの意図的(?)な作画崩壊、私はもちろんアリ派。
けいおん!
今年一番話題になったアニメといえばコレ。乱暴に言えば、アキバ系ちびまる子。もっとも、一般人の鑑賞には十分耐えうるものになっている。褒めるところが多すぎるのでいちいち書かないが、主人公・唯の、高校生になって私は、部活を始めました!っていうセリフから放たれたキラキラ感が、この作品の格を1ランク上に押し上げていると思う。けいおん!を観てギターを買ったミーハーさんが結構いたというのもうなづける。てか俺もバンドやればよかったとか思ってしまって少し恥ずかしい。私のお気に入りは第5話と第11話。
大正野球娘。
大正時代のお嬢様女子高生が、なぜか男子高校生と野球の試合をするために頑張るという、秋葉系ど真ん中の萌え萌えスポコンアニメ。けいおん!と同じ枠だったので惰性で観たが、時代のリアリティ、ニーズのどのヘンからこれをアニメ化しようと思ったのか聞いてみたいくらい、何の必然性も感じない。ナシすぎて逆に笑えた。しかし価値観抜きで言えば、クオリティ自体は安定していたと思う。まあ、不眠症の人には是非オススメ。絶対眠れる。
青い花
オーソドックス部門では今年1位の作品。音楽の使い方、声優の使い方、原作アレンジの仕方とあらゆる面が効果的に機能していた。まるで、一見地味だがバランス良く丁寧に作られたラーメンのよう(まあ、OPに空気公団を起用してくれた時点でアリの推定が働きまくったのは否定しないけど)。
主人公のふみよりも、交際相手のヤスコ(つまりいわゆるGLモノ)のほうが立体的に描写され、彼女の孤独感がよく表されていたと思う。特に、嵐が丘終演後にヤスコが泣くシーンとそこまでのもって行きかたは非っ常に素晴らしい(何度も観てしまった)。涙って理屈で出るもんじゃなくて、感情があふれ出したものなんですよね。当たり前の話なんですが。
女子高でGLという現象がどれだけあるのかよくわからないが、少なくとも恋愛食物連鎖のトップに君臨するのは天然キャラの人間である、という摂理にさりげなく則ってるところはなかなかリアルなのでは?
化物語
アヴァンギャルド部門では今年1位の作品。これまた褒めるところが多すぎるので困るのだが、この作品を楽しめるかどうかは、この作品に関わっているであろう30代~40代くらいの大人たちの確信犯ぶりを楽しめるかどうかによる。その確信犯ぶりは、草食系イケメン男子と肉食系(?)ツンデレ美少女のキャラ設定であったり、まよいマイマイ編OPの悪ふざけであったりと、作品の至る所に感じられる。特に良かったのは、主人公暦の相談相手である忍野メメのキャラ、中の人櫻井孝弘の演技(特にするがモンキー其ノ参は地味に圧巻。)。私もああいう見透かした中年男になりたかった。ま、最後に星を眺めるところは羨ましかったですけどねどーせW
空中ブランコ
前に背負っているようで背負っていないと書いたが、そうではなかった。背負っているようで背負ってないと見せかけて、やっぱり背負っていた。色んな心の病の患者に対して、この部分は自分にもあるなとかここは自分は大丈夫だなとか軽く笑っていたのだが、最終回「カナリア」を観て、もしかしたら自分も無自覚にカナリアを死なせているのかもしれないと思った。やられたの一言。
劇場版マクロスFーイツワリノウタヒメー
案の定、というべきか。盛り込みすぎて盛りつけが雑になったけど勢いで出した中華料理みたいな印象。テレビ版の1話~7話をリミックスしたアナザーストーリーなのだけど、そもそも高いクオリティだった1話~7話を、(個人的に神回だったスターデイトを中心に)崩す意味はあまり感じられなかった。まあ、映画化ありきだったのだろうけど。
古い話だが、「愛・おぼえていますか」の感動は、輝から愛を得られなかったミンメイが、自分から愛を歌に込めることによって奇跡を起こしたことにある。何故歌とか愛にそんな力があるのかわからないが、しかしそのわからなさが逆に説得力を持っていた。
他方、マクロスFのコピーは、「歌で銀河が救えるわけないでしょ」である。愛おぼ時代のお気楽さに対する自己批評と思いきや、その点については何ら新しい回答は示されなかった。たぶん示せないのだろう。アルトとランカとシェリルの三角関係は続いたまま、結局は歌の力だけでねじ伏せている。しかも歌の力が、異星人の血というアニメ的にありがちな理屈によって説明されることにより、逆に歌の力を矮小化してしまっているのではないか。
輝は相当軟弱な男だったが、きちんと美沙を選んだ。しかしアルトがどちらかを選ぶ場面は想像つかない。流れにまかせて選ばれるのを待ってしまうのが今時の男性のリアリティ、と言われてしまえばそうなのかもしれないけれど。
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絶対誰も気づかないと思いますがdeathは不吉なので改名。
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