~語るべきことなど何もないのに~
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今さら、というべきか。真性のアニヲタでないことをアピールするわけじゃないが、自分がアニメに異様に注目してしまうのは、音楽が活きている作品が多いから。
あくまで個人的な感覚で言えば、神作か駄作かは、音楽の扱い方で90%は判別できる。しつこく言うと、音楽を軽視しているアニメは駄作であり、逆に、アニメの主題歌になれない音楽を作っているアーティストは、まあダメとは言わんけどチマチマ狭いところで商売させられてる小物の推定が働く。
アニメとタイアップするほうが商売させられているだろと思われるかもしれない。どちらでもあるのだけど。
私がここで言いたいのは、そのミュージシャンがアーティストかどうかは、自分の表現がより的確に、より広く伝わる場所、方法を選択しようともがいているかどうかで決まるということ。そして、その場所、方法として、今現在の日本で一番熱いのはアニメである、とあえて言い切る。
良いアニメ作品は、その表現を伝えるために上質なアーティストの音楽を選択するし、他方で、良いアーティストは、その表現を伝えるために上質なアニメ作品を選択する。商売とか社会の仕組みとしてではなく、それぞれの表現の宿命としてそうなっている。わかりにくいだろうか。
つまりです。
それぞれの表現がやれることは、そのジャンルの中でほぼやりつくされてしまっている。だとすれば、異なるジャンルの上質なもの同士がぶつかりあって、化学反応を起こさなければならない(ロックでいうところのビースティーズ然り、ケミカル然り、レイディオヘッド然り)。
でないと、私たちが退屈してしまうのである。
それは非常に困る。
アニメ以外に、ドラマや映画等と音楽の関係が今どうなっているのかはわからない。が、電気グルーヴのUpside downを観ると、ついそんな戯れ言を言いたくなる。
同曲は現在放送中の空中ブランコの主題歌であるが、この画、音、ストーリー三位一体の作品は意外に興味深い。
どのヘンがというと、ものすごく面白いわけでもなければ、ものすごくつまらないわけでもない、まさにUpside downなところ(といっても正確な意味はわかりませんが)。
ケータイ中毒や強迫観念症など様々な現代病をテーマにしているのだけど、毎回最後の解決手段がなんかこう、とりたててナルホドと膝を叩くようなものでもなく、
まあ、そりゃそーだろうなー
・・・え、それで終わり?
みたいな。
しかし、いわゆる現代病と呼ばれるものの大半は、ほんの些細などーでもいいことがきっかけで発症し、ほんの些細などーでもいいことがきっかけで治ってしまうような、そんなものではないだろうか。
そういう意味で、空中ブランコは背負っているようで背負ってない。その力の抜け具合が丁度良くツボを突いている。絵柄や主人公のキャラは奇抜だが、今の時代の空気を吸っている表現、リアリティのある表現とは、こういうものではないだろうか。もっとも、そのリアリティのある表現に、私の中で勝手に終わりにされていた電気の音楽がジャストフィットした点については、テンションが上がらざるを得ないのだけど(CD毎日聴いている。)。
いやーそれにしても。
私の言葉はこの作品を説明するにはあまりに力がなさすぎる。興味があったら見てみて欲しい。きっとふーんって思うから。電気が好きなら問答無用で。
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絶対誰も気づかないと思いますがdeathは不吉なので改名。
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