~語るべきことなど何もないのに~
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最近疲れているのですがどうも寝られませんで、3時ごろふとんに入って5時ぐらいまで悶々として寝られなかったりってなことがちょくちょくある感じでして。そうですね、今年見たアニメドラマ映画などを羅列しながら軽くコメントしてみましょうか。
アニメ
・機動戦士ガンダムOO(ダブルオー)
「武力による戦争の根絶」という語るに困難(にもほどがある)なテーマを正面から打ち出した意欲作。もともとガンダムシリーズは失敗が許されないというプレッシャーの中、現代世界のリアリティと積極的にリンクしようとする意気込みは評価してしてあげたいところですが、ダメな点を挙げ出すとキリがないです。現在放送中のセカンドシーズンで挽回できるかどうか(まあたぶん無理)。
・GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO-
神アニメ「GUNSLINGER GIRL」の続編。前作のクオリティが神すぎたので期待のハードルを十分に下げて見たところ、見事そのハードルをも倒してくれました。普通のアニメとして見る分には良かったのかもしれませんが、ファン層を広げようとしてかえってソッポを向かれた感じです。そのさらに続編が最近OVAで出たそうですが、私はもう漫画のほうで十分泣けてるからいいかなと思うようにしてます。前作についてはいずれ機会があればと。
・我が家のお稲荷様
うーん、どうなんでしょう。どこからどう見ても秋葉系ですね。なんで見たんだろう。妖怪狐が美女になったり美少年になったりして、巫女さんも出てきますし。第1話から第5話ぐらいまでは温かみのあるストーリーだったので、その後も惰性で見ちゃいました。ただ、エビス役の小野大輔の演技が異常に上手いのに驚きました。
・鉄腕バーディ DECODE
アニヲタ大先輩のK坂さんから「ゆうきまさみ原作だから」と薦められて見ました。といっても原作ファンの人にはあまりウケがよくなかったようですが、予備知識なしで見た私は結構楽しめました。OP曲の爽快感やアクションシーンのスピード感が印象的(そのわりにストーリーが意外とディープな点はゆうきまさみテイストということなのでしょうか)。
・マクロスFRONTIER
これについては詳しく書こうか迷ってます。たぶん書きます。まあ、素晴らしいとしか言いようがないのですけど。
・魔法遣いに大切なこと~夏のソラ~
これもです。「16歳の少女」が「魔法」を・・・と書くとこれも秋葉系かと思われがちですが、アニヲタさんにとっては叩きの対象を越えてスルーされてました。しかし、アニヲタさんよりもむしろ普通の人、音楽好きな人にこそ見て欲しい作品。魔法を「使う」のではなく、「遣う」。この違いが結構重要だったりします。
・RD潜脳調査室
これもです。「攻殻機動隊」が面白いと感じられる人であれば、この作品の良さもお分かりいただけるかと思います。これを説明するには私の知性が全然追いついていませんが、とにかくよくできた作品。第6話は(第1話から見ないとわからないけど)何度見ても泣けます。
・秘密(トップ・シークレット)~The Revelation~
犯罪被害者の脳を摘出し、大型コンピュータを使って死亡前の映像を解析して事件を解決するサイコサスペンスという私好みな設定ではありますが、話の中心的なテーマが同性愛や近親愛などのタブーという女性コミック特有の「濃さ」がなかなか新鮮でした。第7話ぐらいまでは「これ結構佳作なんじゃね?」と盛り上がってましたが、それ以降は雑なストーリーと大げさな芝居でお腹いっぱいになり、最終話までたどり着けませんでした(つまらないせいか、veohにもうpされなかったし)。第1クールまでのOPと曲は一番良かったのに残念。
・デトロイトメタルシティ
実写版との平行企画OVA。ほとんど漫画に色塗ってテキトーに動かしているだけの簡単なものでしたが、それがかえって同作品のチープな世界観にマッチしていたと思います。お笑い要素の面では、OVA版の勝ちでしょう。ちなみに私は長澤まさみには全く興味がなかったのですが、相川由利を演じる彼女の声にすっかりヤラれてしまいました。
・ムネモシュネの娘たち
ユグドラシルから放出される「時竺の実」を体内に取り込んだ女は不老不死の体になるも、天使(見た目は悪魔)と化した男に欲情して喰われてしまうという神話を素材にしたライトなエログロバイオハザード系アニメ(自分で書いてて意味不明)。アニヲタさんたちは声優(能登麻美子と釘宮理恵)の喘ぎ声にしか興味がなかったようですが、この作品のエロスはそういう表面的なものにとどまらないと思います。第1話から第5話までの面白さがあってかなり期待が膨らんだのに対して、最終回の第6話が少々凡庸に感じられてしまったのと、OP曲のデスメタル(?)みたいなラムシュタインみたいなセンスが少々残念だったかも。
ドラマ
・絶対彼氏- 完全無欠の恋人ロボット -
掲示板にあった「原作を越えた面白さ」、「じつは今クール1番の出来」というカキコミに騙されて最後まで見ましたが、どこで笑えばいいのか、どこで泣けばいいのか、私には全然わかりませんでした。近くにあんな空気を読まない不幸ぶってる女がいたら、私ならならグーで殴りますね(実際は到底無理ですけど勢いの問題として)。全体的にも、この程度のクオリティでも12、3%の数字出しているからドラマとしては一応成功なんだろみたいな作り手の意識の低さを感じます。まあ、もうすぐテレビの時代も終わるからべつにいいんですけど・・・。
・魔王
復讐もの、かつ主役が大野君ということで見てみました。私が、最終回の最後の最後に明らかになった(真実)とは、「大野君が生田刑事を、復讐の相手でありながら愛してしまったという矛盾なのではないか」と知り合いに話したら、「考えすぎ(´・ω・`)」と流されました。あのラストシーンはそういう意味が込められて初めて美しくなるように思えたのですが、私もゲイじゃないのでまあべつにどうでもいいや。ただ、大野君のやや窮屈そうな演技を見てると、今のドラマの現場では彼のポテンシャルを引き出すのは無理なんだろうなと。その辺が少々残念に思いました。
・・・結構見てますね私。非常に疲れました。続きはまた近々。
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・・・・もうね、
やっと観ましたよ○| ̄|_
夏休みに独り身で行くと居場所がなさそう(;´Д`)なので遅めに行こうと思っているうちに忙しくなり、11月になってやっとですよ。もうすぐ公開が終わるようですけど、今までやっててくれて助かりました。
つうか平日初回だと誰もイネー
結局5人ぐらいは入ってましたけどそれはさておき。「崖の上のポニョ」を観た率直な感想はと申しますと・・・
もう何も言えねえ。
本当に何も言うことができないのではなく、今年の北京五輪男子平泳ぎ200m決勝を踏まえての、
もう何も言えねえ。
です。子供向けであることは聞いてたので、いくら狂信的な宮﨑信者の私でもさすがに心を射抜かれることはないだろうなと。第一、もともとアニメ自体が子供向けなのに、いい大人が客観的にどうだのこうだのと語るなんて恥ずかしい事この上ないなとそう思っとりましたともそりゃ。
しかし、あの力強い作品を見るとそんな客観的な視点も忘れて語りたくなる。観ていて3回は涙ぐんだなコノヤロー。本当にあれが67歳の老人の作る映画なのか?まあ、映画というか極端な話「崖の上のポニョ」は動く絵本なわけですが、宮﨑老人は一生懸命子供のために絵本を作った。それを観て喜んだ子もいれば、喜ばない子もいた。ただそれだけ。今はどうなのかわかりませんけど、昔はよくあったじゃないですか。孫がおじいちゃんに作ってもらったオモチャで遊ぶとか、孫を喜ばせるつもりでオモチャ作ったのに全然喜ばれなかったとか。そういうのがいいんですよ。実際、試写会での子供たちの反応が弱くて監督がちょっと凹んだとかいう話もあるらしいけど、そういう姿を思い浮かべるだけでも微笑ましくて泣けてくる。
そ れ を さああ~、大人が、子供の絵本を見て「所ジョージは棒読みだ」とか「そもそも声に芸能人使うからだめ」とか「水に沈んだ町はどうなってるんだ」とか「母ちゃんの車の運転が危ない」とかそんなこと言ってて楽しいかあ~???しかもその内容のほとんどが全く反論する価値のない、本質とかけ離れた言いがかりでしかないときてる。
ではお前の言う本質とは何だと。
それはですね、
私にもわからないんですがwww
○| ̄|_
私ごときに本質を語れる作品ではない、というマジレスも寒いのですがでもまあしかし。
今の世の中はくだらない情報とろくでもないニュースで溢れているわけだけど、とりあえず暗い話は脇に置いて、子供たちが生まれてきたことを祝福する。子供が元気に育っていること祝福する。とにかく祝福する。そうやって将来のある子供と正面から向き合おうとする大人の覚悟を感じましたね(実際、ジブリのスタッフで子供を産んだ人が多かったのが作品を作るきっかけになったとか)。その辺が宮﨑アニメが「説教くさい」と評されるゆえんなのだけど、私にはそれが、今着々と枯渇しつつある地球資源よりももっと大事な・・・・いや、もういいや。私自身こんなこと言う資格はないし。それよりも、宮﨑駿がまだまだ枯れていない(どころかさらに進化している)ことがわかって、それだけで嬉しかったです以上。
最近私がアニメを見るようになったことはここ以外でも周囲の人間に言っているし、時には秋葉系を装う(?)自虐ネタとして使うこともある。
ただ、アニメといっても子供向けとヲタ(含腐女子)向けと一般人向けとがあり、この一般人というか大人の鑑賞に耐え得るアニメが最近ちらほら増えている。実際もう、ハリウッド映画と対抗しうるのは日本のアニメしかないと思っている人間は私だけではないように思う。にもかかわらず、秋葉系とかキモいの一言で食わず嫌いしてしまっていいのだろうか。
いや、べつに無理に食わなくて全然いいのだけど、まっとうな文化として育っているものに対してある程度自分なりに考察して位置づけておくことは決して無駄では・・・あると思うが、逆説的ながら、いい年した大人がアニメを語る行為が恥ずかしければ恥ずかしいほど、日本のアニメの面白さを語る面白さがあると思っている。
貴様だって・・・ヲタクだろうに!
ハリウッドと対抗しうるという流れで言うと、つい先日放送されたNHKスペシャル「日本のアニメ対ハリウッド」は、2つの日本のアニメ会社のハリウッド進出事例を通して日本の職人主義とアメリカの商業主義の違い、その両者が対話して歩み寄っていく様子を紹介していて面白かった。
1つの事例は、ワーナーブラザーズに鉄腕アトムのフルCGによる映画化(ASTRO BOY)を承諾した手塚プロダクション。そこでは、アトムのデザインをめぐる両者の対立があったという。主人公アトムのデザインについてワーナーがアメリカの子供と大人にアンケートをとった結果、日本版アトムでは幼すぎて人気がなかったが、それを踏まえて大人っぽいデザインを提示すると好感触だったという。そこでその大人っぽいアトムを手塚プロ側に打診すると、手塚側はとてもじゃないが承認できないと。アトムのデザインが幼いのは、もともと天馬博士が自分の死んだ子供に似せて造られたロボットであるというストーリーの出発点に関わる重要な設定であるということだった。
もう1つの事例は、自らハリウッドに乗りこんで「AFRO SAMURAI」を作ったGONZO。
画を作る前に声優のセリフを録音し、それに合わせて口の動きを解析してから原画作成に入る(あちらは口の動きが多くて滑らかなのが好まれるため、日本の場合は口の動きが3パターンが通常なのに対し、「AFRO~」は5パターンとのこと)。また、声優にも日本のアニメに理解のある大物俳優(サミュエル・L・ジャクソン)を起用して話題作りをする。さらに、さすがハリウッドと思ったのが、すでに録り終っていた女キャラの声を急遽ルーシー・リューに変更。何でも、ルーシーを使えばギャラの増額を見越しても2割の増収が見込めるというアメリカ側のプロデューサーの突然の判断らしい。そのため、前の人の声をもとに作成されたカットはすべてルーシー用に修正されることになった。振り回されて困惑するゴンゾのアニメーターさんに対して、「ハリウッドと仕事するということはこういうことなんだ。」と述べた社長の顔はやや険しかったが、どこか手応えも感じている風にも感じ取れた。
ゴンゾのそういったハリウッドに馴染んでいこうとするスタンスが評価されたのか、「AFRO SAMURAI」第1作目はDVDで20万枚(ハリウッド規模だとあまり多くない気がするけど)を売り上げて続編も作成され、今は実写化に向けて話が進められているという。一方で鉄腕アトムも、ワーナー側の監督スタッフが手塚プロに訪れ、両者の納得できるアトムを提示したり、あるいは手塚プロの人間がハリウッドに行って製作現場を見ては意見交換をしたりしながら現在鋭意製作中であるとのこと。
こうした結果できたAFRO~やASTRO~がどこまで面白いのかはわからない(日本人の目から見ると非常に微妙かもしれない)。しかし、ここで評価すべきは作品の内容や売り上げではなく、日本のアニメ業界が、自分達日本人以外の論理を取り入れて大きくなろうとしていることだと思う。
たしかに、日本のアニメが評価されてきたのは、製作者の思い入れが作品のそこかしこに注入されている点が大きい。事前アンケートをとってデザインを決めるとか2割増収するから声優を変えるというのは、個人的なこだわりとか作品に対する思い入れがあってはなかなかできない。しかし、ワーナーの監督に言わせれば「この作品は日本のファンのためだけに作るのではなく、世界のファンに受け入れてもらえるように作りたい」と。この、自分と感覚が近い人にもそうでない人にも同じように心に響くものを作るという発想は、表現の強度を増す上では非常に大事なことだと思う。
へー
今までの名作アニメを少しでも見れば、アニメ以外の知識が豊富でなければ到底作れないものであることは明らかである。実際、手塚治虫も宮﨑駿も押井守も、製作スタッフにアニメしか知らない人間は要らないと言っている点で共通する。そういう考え方の人間たちによって作られるアニメが多様な価値観を帯びるのは必然であり、その結果、子供にヲタ(含腐女子)に一般人の間をつなぐ効果的なメディアになりうる。それが今では、日本の中だけではなく世界に拡大しようとしている。このNHKスペシャルは、そういう日本アニメの現状を、日本とアメリカの価値観の違いを通じて語っている点でなかなか面白かった。
てな感じで、次回からは、今年放送された、または放送中のアニメについて軽く語りたいと思います。ドラマについても時間があれば触れてみたいと思ってます。
フジロックは・・・忘れたわけじゃないですが(´ω`)
おっちゃ~ん
仕事いかへんの~?
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絶対誰も気づかないと思いますがdeathは不吉なので改名。
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