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(続き)
あと見たのは、
トータル・イクリプス
エウレカセブンAO
ギルティクラウン
Another
Lupin The Third ~峰不二子という女~
トータル~はまだ2クールの半分なので何とも言えないけど、何とも言える。
ゲーム原作らしく、エロ、グロ、萌え、メカとオタ向け要素満載。
しかし要素盛り込み系の場合、水着回、グロ回、と円盤の売上げに走る余り、ストーリー全体の流れを犠牲にしがち。
トータル~も、こういうゲーム原作作品にありがちな残念アニメに仕上がっている。
だがそれがいい。クソアニメと割り切ってニコ動で見ると笑える。
エウレカ~もまだ終わっていない(なぜか1ヶ月先に最後の2話を放送)のであれだが、まあ、難しかったんだろうなあ。
後で詳しく述べます。
Anotherは原作が有名っぽいので期待していたのだけど、ストーリーが進むにつれて怖くなくなっていった。
クラスメイトがモーターボートのスクリューに巻き込まれるくだりはもはや喜劇。
前にも書いたかもしれないが、上質なホラーというのは、自分も被害者あるいは加害者になるかもしれないと思わせるような普遍性を根底に潜ませている。
そういうものがあるから、観た後に真夜中のドアの向こうが怖くなったりするわけで、ただ人が無意味に死ぬだけでは怖くはない。
主人公の苗字に少年通り魔事件の名前を拝借して何を語るのか、と思いきや特に何もなく。
ルパン~はキャストを一部変更し、たまに日テレでやってる善人ルパンではなくハードボイルドな仕上がり。
非常に良かったと思うのだけど、なんせ3話以降観られなかったので評価不能。
あと映画で見たのは「おおかみこどもの雨と雪」と「BLOOD‐C The Last Dark」。
おおかみ~は良かったですよ。でも子供がいるお母さん向けの映画な気がする。
さて・・・来期は忙しい!冬春夏3期分より多くなりかねない。
【次クールチェック予定】
・TVシリーズ
PSYCHO-PASS
ヨルムンガンドperfect order
新世界より
絶園のテンペスト
となりの怪物くん
ひだまりスケッチ×ハニカム
好きっていいなよ。
ジョジョの奇妙な冒険
頭文字D 5thstage
BTOOOM!
中二病でも恋がしたい!
リトルバスターズ!
・映画
エヴァンゲリオン新劇場版:Q
009 RE:CYBORG
劇場版魔法少女まどか☆マギカ(×2)
こんなに観られるわけがない。てかなんでイニDはPPV。どうやってみるんだw
とりあえず映画3作とサイコパス、ヨルムンガンドは必見。
プロダクションIG制作、「踊る大捜査線」の本広総監督、まどマギfateの虚淵脚本、とここまでのスタッフを集められたのはノイタミナならでは。
1話先行上映のトークイベントには押井守も参加するってんだから、期待するなというのは無理な話。
009を昔テレビで観て育ち、かつプロダクションIG作品のクオリティを知っている人間からすると、これも期待せざるを得ない。
次回はアウトレイジ2のレビュー予定。実写もフツーに見るっての。
ここ数年、年末にその年のアニメを総括しておりましたが、1つの作品につき2、30行程度で論評しようにもいろんな意味で無理があるなと思っていたし、読まされる方も興味ないわけじゃないけど年明けて休み終わっちゃったらもうなんだかなあと思うだろうし。
というわけで、現時点で今年見ていたものと、次クールの注目作について甚だ簡単にコメントを。
【観たもの】
・TVシリーズ
まず見応えがあったものから挙げると、Fate/Zeroと氷菓が双璧。
その中にヨルムンガンドが食い込むか(次クールの2期目の出来次第)。
Fate/Zeroはよくある能力者バトルモノかと思って舐めてたけど、夏休みに2日で全25話見てしまったほど(おかげで体調崩した。)。これはアニヲタでもそうでなくても、悪く言う人はいないと思う。圧巻は第11話「聖杯問答」。
氷菓は一見地味な学園推理モノのようで、脚本、ストーリー構成の緻密さは群を抜いている。「こんなエピソード必要かなあ?」と思いながら見ていくと、それらが全部前フリで全部パズルのピースとして回収されていく。ちょっと恐ろしい。まあでも、じっくり見る人じゃないと微妙かもしれない。
ヨルムンガンドはもう、武器、戦争が好きな人は迷わず見るべき。大雑把に言えばブラックラグーン系なんだけど、私は断然こっちがいい。薬莢の飛ばし方に美学を感じる。
美学の強さで言えば、西尾維新の偽物語も外せない。
リアルタイムでもそこそこ楽しんだが、後で最終回あたりを見返したらやっぱすごかった。言葉の本当の意味とか重みとかを楽しめる人なら是非。まあ、予備知識として前作(化物語)を見ておく必要があるのと、前作の主要キャラがあまり活躍しないことが、本作の印象をイマイチ地味なものにしてしまった感は否めない。
ゆる系だとキルミーベイベーともうすぐ終わるじょしらく。
キルミーは「いかにもまんがタイム」きららな、「オチのない4コマ漫画をアニメ化しました」みたいな。しかし原作者からアニメ制作会社から観ているファンまで誰一人として勝つ気がない、投げやりな感じ。それが逆に、昔やってたバカボン的な奥深さを感じさせないでもなかった。OPEDもテキトーなようでクオリティ高い。
じょしらくも一見その系統だが、萌え萌えな鎧を被って原発、領土問題から世の多数派から支持されている○○などあらゆるいじりにくいモノに対して容赦なく毒を吐いている(ほぼ実名)。そういうスタンスが好きな人は見て損はないかも。
恋愛系では
夏雪ランデブー
謎の彼女X
超訳百人一首うた恋。
夏雪とうた恋は腐女子向けですが、そこで描かれる女子達は、じつは腐男子向けのちょいエロ女子なんかよりよっぽど魅力的だったりしますね。まあ、敵を知ればと言いましょうか。腐女子向けも観る角度を変えれば、恋愛レベルアップに意外と役立つんじゃないでしょうか・・・って今さらかw
謎カノXは完全に男子向け。というか、男子校男子的なエロ魂を持ってる人向けか。なんでも、好きな異性のヨダレはレモンの味がするらしいです。ちょっと変わった作品。
若さって点では
坂道のアポロン
つり球
坂道~は音楽好きにはたまらない、ストレートな青春モノ。とにかくジャズ。カッコいい。
つり球も一見変わった作品だけど、根底はストレートな青春モノ。どっちも爽やかな気分になれる。
疲れたんでまた後日。
アニメの演出の細かさについて、私の気づく範囲でお話してみます。
↓は「ガンスリンガーガール」第1話冒頭の有名なシーン。
すぐに消されると思いますが、前々から語ってみたかったもので。
これは、イタリア政府が追っている重要参考人をテロリストが匿っている、という情報を得て、政府内の秘密組織がテロリストのアジトに捜査に行った場面。
ここで記者を装うのがジョゼ、マシンガンをぶっ放すのがヘンリエッタ。
ヘンリエッタは過去に家族を目の前で殺された上でレイプされ、瀕死の重傷を負わせられたかわいそうな少女でした。
それが、福祉公社によって義体化されて五体満足になったと思いきや、それにとどまらず戦闘能力まで付与され、日々訓練されている。
義体はみな担当官の命令に絶対従う、何かあれば担当官の身代わりに死ぬように、薬でもって脳に条件付けが施されています。
政府が少女の命を救うという美名の下に、その恋心を利用して汚れた仕事をさせる。しかも、救うといってもあと何年も生きられず使い捨てにされるという、とにかく反社会的な設定。
実際問題、子供を暗殺者として利用している国はあるらしい、とは何かで読んだことがありますが。
で、本筋に戻りますと、話の冒頭でその設定の一部を説明する必要があります。
襟首をつかまれたジョゼを見るエッタ
ここで、「担当官を守らねば」スイッチが入ります。
ウー
ワショーイ!
ブルルン!!
大の大人の腕がねじれてしまうくらいの腕力。
もう1つ。突入後。
ヘイヤ!
パシ
パパパン
大男が踏ん張って倒そうとしたものを、いとも簡単に受け止めてます。
ここで引き合いに出すのが適当ではないかもしれませんが、ちょっと前に両足義足の人が健常者と一緒に陸上競技(400mだったか?)をやって話題になってましたね。
あと最近では高齢者の歩行なり作業を補助するためのパワードスーツがあったりして。
義体によって通常人以上の戦闘能力を実現することは、現実世界のテクノロジーの進化に照らせば、さほど現実離れした設定でもないように思います。べつに空飛ぶわけではないですし。
この作品が、昨今まかり通っている「要素組み合わせ」系アニメとはわけが違うことの説明はクドくなってしまうのでまたの機会に譲るとして。
それにしても、このシーンのテンポがすごくいい。
バイオリンケース(AMATIって書いてある)で殴る
↓
ケースからサブマシンガンが飛び出る
↓
「どうしたルイ!」
↓
パパパン!
とかね。
ライフル銃をデカイ楽器ケースに入れるのは映画の世界では常識ですが、
バイオリンの似合う少女がサブマシンガンを持っているというのがなかなか素敵(?)。
P-90というサブマシンガンの形自体、なんとなくバイオリンぽいですし。
そしてこのシーンでは、P-90ならではの戦い方がなされています。
まず最初に、ヘンリエッタは右腕でP-90を構えて1人殺し、次に部屋の中で一番偉そうなオジサンを狙って間一髪逃げられますが、その際、右腕に軽く被弾しています。
そこで急遽、しゃがんで相手のエイムを外しつつ、左手に持ち替えてテロリスト2人を吹き飛ばしています。
マシンガンというのは普通、右利き用に薬莢が右に排出されるものですが、このP-90は下に排出する。
つまり、右利きでも左利きでも撃てる、というのが売り。ヘンリエッタはP-90の特質を理解しているわけです。
ただ、普段から右手で引き金を引いている人が、左に持ち替えたからといって、エイムも左目にするわけではないでしょう。
そこでヘンリエッタは、左手で引き金を引きつつ、エイムは右目でやっている。上の画像で、P-90を右肩に当てているのはそういうことです。
とっさの場面で、柔軟にすべきところは柔軟にし(手の持ち替え)、守るべきところは守る(エイムは右目)。この状況判断の的確さにヘンリエッタの戦闘能力の高さをうかがうことができます。
動画のみではわかりませんが、ジョゼがしばらくボーっと突っ立ってるのも、ヘンリエッタが全部殺ってしまうという信頼(というか諦めている?)の現れなのです。
ちなみに、薬莢がカッコよく飛び散る様子を描かせたら、マッドハウス(本作の制作会社)の右に出る会社はないでしょう。
ここでヘンリエッタの太腿と薬莢を交差させるカットは、いろんな意味で反社会的かつ悲劇的であり、本作の本質を最も現したカットであるように思います。
まああとは、部屋に突入する前に威嚇射撃をしてマガジンチェンジをしたりとか、
こうやってバースト射撃をして相手の動きを封じたりするのも、銃を使った近接戦闘のセオリーであるように思います。
私もBF3でここまでマメなことはしませんが、被弾=死ぬ可能性があるならこうなるでしょうね。
そして、ヘンリエッタがアタッカーで、窓の外から中距離でスナイパーが狙う、という役割分担も然り。
人を殺しておいて何の感情もない、死んだ魚のような眼がたまりません。
ドラマでもアニメでも、スナイパーがスコープを覗きながら「ニヤッ」っとするベッタベタな演技はそろそろやめて欲しいものです。
ちなみに、ヘンリエッタが部屋に突入する前に、部屋の中の若い奴を2人吹き飛ばしてますが、
ここで、ブラインドをわさ~って壊しながら死んでいきますね。
その後、スナイパーは、この隙間から親玉の頭をヘッドショットしています。
細かいですねえ。もっと言うと、最後のカット。
どこかのオヤジが「工事の音がうるせえぞバカヤロウ」的な絵で終わってますが、この工事は政府によるフェイクです。
マシンガンなどを使った戦闘行為になる可能性を見越して、必要のない工事をして無駄に音をたてているのです。これは原作読むともっとわかりやすいのですが。
あと細かいといえば、冒頭のシーン。
急に呼び鈴が鳴って、びっくりしてます。まあ、目の前の男がプロであることに気づかずに威嚇しようとする雑魚ですから。
そうでなくても、静かなときや緊張した場面で電話とか呼び鈴が鳴れば、びっくりするのが普通。
そういう普通のことを無視してる作品が最近多い気がする。たぶん、話の本筋から外れる無意味な情報だからなんだと思います。
私も、そのびっくりが大事とは言いませんが、それすら守れないようでは、大事な場面の作りこみも甘い作品であろうという推定が働いてしまいますね。
まあその辺はまた別の機会にお話しします。
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