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~語るべきことなど何もないのに~
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「集団的自衛権を認めるのは憲法違反だ」という主張には,

①現在の憲法を改正すること自体許されない。

②憲法を改正すれば許されるけど現在のままでは許されない。


と2通りあるのに,①だけであるかのように語られている。





また,集団的自衛権にも

③他国が侵略されれば,それがどこであっても武力行使できる。

④日本が侵略されるのと同視できるような状態に限って武力行使できる。

と2通りあるのに,安倍政権が③であるかのように語られている。






さらに何なら,

⑤戦争賛成

⑥戦争反対

と2通りあるのに,安倍政権が⑤であるかのように語られている。





憲法学者の9割が違憲と答えたアンケートも,実際は「回答者数の9割」であって,無回答者を含めると違憲は半分以下だったという。このことにも象徴されるように,この件に関する主要メディア偏向ぶりは凄まじい。


先日,つるの剛士が「安保賛成派の意見も聞きたい」とネットでつぶやいただけで叩かれていたが,本当に怖い。




強引に相手の立場を決めつけて人格攻撃をする。それがわが国の表現の自由,報道の自由の実態。






前回までダラダラ書いてきたことをまとめると,大体こんな感じ。



しかしまあ,こんな後ろ向きな人たちに付き合っててもしょうがないので,もう少し議論を進めてみたい。



前にも書いたが結局のところ,本質は

⑦安保法制でアメリカとの同盟関係を強化する。

⑧その他の手段を考える。


この2択になる。


そもそも⑧が選択肢の1つとして成立するほど明確な内容なのか疑問ですがひとまず成立するとしましょう。



宮崎駿氏が記者会見で,


「軍事力で中国に対抗することは不可能。他の手段を考えなければならない。」


と発言していたが,表現者としては正しい発言だと思う。

表現者は,現実を徹底的に見据えた上で理想論を語らなければならない。
そうやって,現実に対してすぐ負けを認めてしまう私のような愚民を導かんと理想を語る。それが表現者の正しいあり方である。



しかしその理想が人を殺す。


その覚悟があってはじめて,理想を語る資格がある。



この点は前クール放送のFate/staynightを見て,なるほど今の世に語るべき理想論の在り方であるなあと血が熱くなったのだけどそれはさておき。










思い出してみよう。





ポッポ内閣のときに基地を「最低でも県外」と言ったことで日米関係がギクシャクした途端,その隙を突いて中国漁船が尖閣諸島への侵攻を始めたことを。


漁船の船長を捕まえると,中国政府がタイミングよく在中邦人をスパイ容疑で拘束した,なんてこともありましたが。


その他パッと思いつくのは一方的な防空識別圏の設定や南沙諸島とか。



これらだけでも,中国とアメリカとどっちが信頼できるかなんて答えはもう出てますでしょ。



「中国とは経済的に交流があるんだからもっと仲良くしないとさ~」とか言って日本政府を批判する自称グローバルな視点を持った進歩的な人達がいますけど,私は彼らがそうまでして金儲けしたいと考える理由を是非知りたい。まあたぶん,なーーーんも考えてないんだろうけど。



こっちがどんな策を考えようが,その間に向こうは圧倒的な軍事力を背景に物事を進めてくる。その現実と向き合わないと,理想なんて語るべきでない。



日米安保を破棄して自国の軍隊で国土を守ろうっていうんなら私もやぶさかでない。

それでも沖縄から基地をなくすことは不可能でしょうがね。




その話はまた次に譲るとして,いずれにせよ今我々に必要なのは,中国とどう向き合うかを考えるための情報であって,戦争反対と感情的にわめいてる場合ではないと思うわけです。













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