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~語るべきことなど何もないのに~
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議論に絶対負けない方法として,相手の答えに対して常に「何故?」と問い続ける,というものがある。



まあたしかに絶対に負けることはないが,べつに勝つわけでもない。
議論に負けない結果勝ったように見えるだけのただのテクニック。




もう1つ似た手段として,相手の答えに対して常に「よくわからない」と言い続ける,というのもある。今国会で某党のゴミ議員がやっている手口。

単に政権を批判したいだけのために国民の名前を出して,やり口が汚い。





「武力の行使」

「武器の使用」

「存立危機事態

重要影響事態」




わかりにくいから国民にも分かるように説明しろと言われても土台無理。




法律をかじったことのない人に対しても一義的に説明できるなら,法律家も国会議員も官僚も不要である。




法律の内容を主体的に知ろうともしない人に対しても一義的に説明できるなら,法律家も国会議員も官僚も不要である。





高度に政治的な内容を含む法律文言を一義的に説明できるなら,法律家も国会議員も官僚も不要である。








もっとも,安倍政権が国民に十分な説明義務を果たしているか?というとそれも疑問。




専門家のくせに法律のホの字も勉強してこない奴を相手に説明するのがアホらしくなるのはよくわかる。よくわかるがそれとこれとは話が別。





安倍政権はいきなり憲法9条の改正ではなく法令レベルからソフトランディングしようと考えているが,順番が逆だと批判されても無理はない。


今の国会がグチャグチャになっているのは,与野党双方に責任がある。










国民にわかるような議論とはどういうものか。




①隣家の外国人が,自宅の土地に踏み込んできて自分の土地だと主張している。

②隣家の外国人はピストルを持っている。

③隣家の外国人と話し合いをすることになった。


以上①②③の事情の下で,

A.丸腰で行く
B.何らかの武器を持って行く
C.武器を持った用心棒を連れて行く




昔,武器を持って行ったら揉めて,双方に死者が出たことがある。
もうそんなトラブルはたくさん。話し合いが大事。
武器や用心棒を連れて行こうものなら,また揉めるに決まっている。
そもそも「話し合い」だと言っていたのだから,丸腰で行けば相手も撃つはずがない。
もし撃たれたら,それはそれで仕方のないことだ。
だから「A.丸腰」。





まあ,これも1つの立場。
「人を殺すくらいなら自分が殺されるほうがマシ」という人もいるだろう。


そんなことにならないように話し合いが大事だ,それが政治であり外交だという人もいるかもしれない。



しかし,武器を持った相手に武器を行使させないようにする政治力と外交力とはどれほどのものか。

話し合いで使う「言葉」に,それほどの威力があるとよほど自信があるのか。


「言葉」の力を信じようとする姿勢にとてもとても強く賛同したいが,
同時に,そういうキレイごとを言う人達が言葉の重みをどれほど意識しているかは非常に疑問。








ではこれを追加するとどうか。


④あなたには妻と産まれたばかりの赤ん坊がいる。


これでも,


こちらが丸腰なら相手もピストルを撃つはずがない。
もし撃たれたとしても,それは仕方のないことだ。


と言い切れるのだろうか。






そぉぉぉれでも言い切る。これも1つの立場だろう。
人を殺すくらいなら自分と自分の愛する家族が殺されるほうがマシだという人もいるかもしれない。




しかし,ここまできたら無理する必要はない。

家族の安全を絶対に守りたいなら,答えは自動的にBまたはCに落ち着く。


父親が父親であろうとするなら,自分がAの立場であってもBまたはCを選択するのが普通ではないだろうか。どーーーしてもイヤなら合気道でも習うのだろうけど(笑)


お父さんつまり日本政府は,サヨクからAにせよと批判されながらずっとBとCをうまく併用してバランスをとってきた。

なんなら自衛隊は合気道のようなもの。

極めれば強いと言われるが,縛られるルールが異なる異種格闘技を相手にどこまでやれるか。

実際ボコボコにされてる動画とか見たことあるけど・・・。






日米安保があったって,いざとなったらアメリカが日本を守ってくれるわけがない。

と偉そうに主張する人がたまにいるが,何を根拠にしているのか不明。

ただ,それはある意味当然かもしれない。





用心棒さんへ

御存じの通り,私は訳あってピストルを持って行けませんが,万が一のことがあったら守ってください。

あなたに何かあっても私は何も手伝ってあげることはできませんがよろしくお願いします。

あなたが私の家を守ってくれている間,私は会社で働いていますが,
その稼いだお金から報酬をお支払いするのですから問題はないでしょう。




こんなことを言う奴を果たして本気で守れるのか?と聞かれれば誰だって,


「まあ,一応約束は約束ですが」と答えるわな。





以上が,

日本が軍隊(あるいは核)を持つことは可能か。

安保体制に実効性を持たせるべく集団的自衛権を認めることは可能か。


という憲法解釈の前提となる「ベース」。

これくらい議論を抽象化しないと国民には判断できないと思う。




もっと抽象化すると,


戦争に絶対に巻き込まれないようにどうするか。

何かあったときに国民の命を絶対に守るためにはどうするか。


この2ついずれのアプローチで考えるか,ということだと思う。









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