~語るべきことなど何もないのに~
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条例の可決を受けて都知事いわく、
「当たり前だ、当たり前、日本人の良識だよ。てめえらが自分の子供にあんなもの見せられるのかね。大人が考えりゃ、大人の責任だ。当たり前だ」
「当たり前」を3回、「大人」を2回ですか。さすが芥川賞作家。
規制の対象になるのは、
「刑罰に触れる性行為や近親者間における性行為を不当に賛美・誇張した漫画やアニメ」
なのだそうです。
うーん。
私にはわかりません。
そんなのそーゆーモノを見れば誰だって判別できるじゃん、というのはまあ、感覚としてはわかります。
しかし困るのは、表現が発信される現場の人たちでしょう。
ここで強調しておきたいのですが、規制を受ける側の人たちは何もロリコンエロ漫画を売りたい、読みたいのにそれを規制するのがイカン!我々はロリコンエロ漫画を売ったり読んだりする自由がある!などと主張しているわけではありません。
中にはそういうヘンタイな方もおられるかもしれませんしそれが芸術活動と裏腹なのかもしれませんがそれはさておき、
漫画売ろうアニメ作ろうというときに、いちいち
これは「刑罰に触れる性行為」か?
「近親者間における性行為」か?
「不当に賛美・誇張」してるか?
などと考えなければなりません。時間とコストがかかると強く予想されます。
刑罰ってどの法律のどの条文か全部知ってます?刑罰科すのは刑法だけじゃありませんよ?
性的行為って?ラッキースケベは含む?
近親者って親子?親族?何親等まで?養子縁組は?宇宙人同士の親子も?
不当か正当かの区別は?
賛美って?強く肯定するとか?歌わなければOK?
などと疑問点を誇張的に表現しましたけど、どれだけ規制する側が規制範囲を明確にしたつもりでも、規制される側はそれを判断できません。
結果、
「まあ、ここはひとつ穏便な感じで行きましょうか」となる。
例えばありえない話ですけど、
「ブログ等において、男女差別を助長する旨の発言等を記載してはならない」
なんて法律ができたら、私はこんなブログ速攻閉めますよ。どんな発言で処罰されるかわかったものじゃありませんからね。考えるのがめんどくさい。
こうやって表現する前に事前に差し控えてしまうことを、難しい言葉で「表現の自由に対する萎縮的効果」などといったりします。
石原都知事のように規制する側、だけど現場にいない人にとってみれば、「そんなくだらん有害図書を規制して何が悪い」と思うでしょう。私のブログみたいにくだらないものも規制されて当然だと言われれば、涙目で同意せざるを得ません。
冗談はさておき。
規制される側の人たち
規制する側、かつ取り締まりの現場にいる人たち
は、色々な意見を持っているにせよ、トータルではみんなエ~ッて思ってるでしょうね。
そもそも、なんのためにこのような規制をするのか。
めんどくさいので調べませんけど、「青少年保護育成条例」ってタイトルからして青少年の健全な育成を目的としていると思われます。
そうだとすれば、「刑罰に触れる性行為や近親者間における性行為を不当に賛美・誇張した漫画やアニメ」が世の中に広まると、青少年の健全な育成が阻害される、だから規制する、ということになりましょう。
こういったワイセツ表現絡みの規制の問題は、詳細は違えどずいぶん昔からあるわけです。そして、そのワイセツ物が世に広まることでいかなる悪影響が生じるか、ということについて科学的な根拠をもって証明されたことは、おそらくないです。
なんで自信たっぷりなわりに「おそらく」なのかと申しますと、もしそんなデータがあったら、とっくの昔に規制する側の人がそのデータを持ち出して俺らは正しいんだと主張するに決まっているからです。
というか規制する側は、そうやって客観的な証拠をもって証明する義務があるのだと思うのですけど、それをしようとしません。まあ、しょうがないです。そんな証明できっこないんだから。
そこで規制する側は、大人の責任、社会常識を強調するわけです。
法律をかじったことがない人にとってはべつにいいじゃん、とピンとこないかもしれませんが、結局ぶっちゃけ、今回の条例の立法趣旨をしいて説明するとすれば、「子供にこんなもの見せたくない」と親が安心するためでしかないのです。そういう風におっしゃった偉い学者もおりました。
それは結構なことで、まあ話ずれちゃうかもですが、子供の不出来を有害図書のせい、法律の不備のせいにするような親には私はなりとうないですけどね。大人が最低限の常識すら教えられないから有害図書が子供にとって有害になってしまうのでは?
とは言うものの。
今回の規制について私は賛成も反対もしません。
東京都民じゃないというのはさておき、今回の規制によってどんな影響が生じるのか具体的に見てみたいという興味が強いです。
賛成派反対派いずれの論拠も推測でしかないわけだから、今回の事例によって客観的に検証できそうですし。「これが萎縮的効果というやつか!」と目の当たりにできるかと思うと、ちょっとワクテカします。
さっそく国際アニメフェアのボイコットがありましたが、あれは萎縮的効果とはいわず、ただの抗議ですね。
ま、有害な図書かどうかなんて見りゃわかるよって豪語されたわけですから、どうぞ責任を持ってやってもらいましょうよ。
オチとして考えられるのは、
考えるのが面倒だからなあなあでごまかされて条例の実効性が疑われるか、
あるいは、
考えるのが面倒だから明らかにアウトなものもたぶんアウトなものもひっくるめてガバッと規制してしまうという恐るべき事態が生じるのか。
私は前者と予想してますが、もし私が来年からのアニメをつまらなくなったと感じたら、それはそれで他の場所に行くだけですんで。
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絶対誰も気づかないと思いますがdeathは不吉なので改名。
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