~語るべきことなど何もないのに~
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nasneを購入した勢いで、久しぶりに朝生を録画見てしまった。テーマは領土問題。
今日の尖閣、北方四島、そして竹島問題がここまで大きくなったそもそものきっかけは、沖縄米軍基地をめぐって鳩山政権が日米関係を悪化させたことにあることは疑う余地がない。
「軍事力を背景に持たない外交は必ず失敗する」という先人の言葉どおり。
話し合い「のみ」の外交努力だけで何とかなると思っている小沢遼子のような知識人も今や少数派であるように見受けられた。
しかしだからといって日本が核武装をするのか、憲法改正して自衛隊を国防軍として明確に位置づけるのか、といった具体策の議論は時間不足だった。
徴兵制の問題にも行きかけたが、結局自衛隊と海上保安庁ががんばってくれる、あとはとにかく相手国を挑発しないようにするという、よく言えば現実的、悪く言えば無責任なオチでまとまっていた模様。
挑発行為をしてるのはほとんどあっちの方だろうと思うが、強いアメリカ様と仲良くして事なかれ主義でやってきた自民党的手法が「今のところはまだ」現実的なのは確か。
尖閣に関して言えば、中国の漁船やら潜水艦がウロチョロしてきてもなお、何事もありませんでしたと事を収めなければならなくなる。これは大変。所有権を国とするか東京都とするかで、国がやるべきことに何か違いが生じるのか、その実益はわからない。
民主党政権だと中国に売却しかねない、というのはさすがにない(と思いたいが。)。
いずれにせよ自衛隊が現状のままである以上、在日米軍及び日米関係の存在は非常に大きい。在日米軍を拒否するなら自衛隊の権限を増強せざるを得ない。この天秤と向き合う覚悟が日本国民の中にできているとは思えない。
ちなみに、鳩山が米軍基地につき「最低でも県外」と言ったこと、それがやれる「根拠がある」と言ったことにつき田原総一朗が取材したところ、「根拠は何もなかった」と答えたそうな。心の底から唖然とさせられる。
竹島に関しては、実効支配があちらにある以上、李承晩ラインが違法だろうが証拠上日本に有利だろうが国際司法裁判所に話を持ちこんで勝ったところでどうしようもない。戦争しない限り竹島の実効支配は日本に移らない。今回はただイ・ミョンバクが調子に乗りすぎただけで、もうじき大統領を退任するまでやり過ごす以外にない。放っておけば退任後誰かしらの逮捕あるいは謎の自殺という韓国大統領の伝統に従って粛々と事が進められるだろう。
北方領土についてロシアは、じつは日本と経済交流をするためにずっと二島返還を申し出てきていたという。時の総理(橋本、森)はいずれも乗り気だったが、外務省が四島返還にこだわって話を潰したのだという。
ところが外務省の目的は四島返還そのものでは全くなく、日露関係が良くならないようにしたいというアメリカの意向を汲んでのことであったという。まあ、その辺は意外でもなんでもない。「汲んだ」のか「そうさせられた」のかは知る由もありませんが。
以上のことから大雑把に言えば、アメリカと仲良くすれば尖閣は守れるが北方領土は返還されない、
逆にロシアと仲良くすれば北方領土を二島返還してもらえるが尖閣は今後もゴタゴタし続ける可能性が高い、という関係が1つ見て取れる。
そういえば、総書記交代直後あんなに挑発的だった北朝鮮との関係も、最近の日韓関係悪化をきっかけにしたのか、拉致問題が進展を見せ始めている。拉致被害者の方々が納得できるような結論になるのかわからないが、ここにも外交の押し引きの妙が垣間見えて興味深い(・・・というのは不謹慎か)。
軍事力を持つことと戦争をすることは必ずしも連動しない。
戦争をしないための外交努力、その基礎として軍事力を持つという発想。
その是非についてもっと自由に考える機会があればと思うんですがね。
なんか真面目な話になっちゃいました。
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絶対誰も気づかないと思いますがdeathは不吉なので改名。
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