忍者ブログ
~語るべきことなど何もないのに~
[45]  [46]  [47]  [48]  [49]  [50]  [51]  [52]  [53]  [54]  [55
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。








条例の可決を受けて都知事いわく、




「当たり前だ、当たり前、日本人の良識だよ。てめえらが自分の子供にあんなもの見せられるのかね。大人が考えりゃ、大人の責任だ。当たり前だ」









「当たり前」を3回、「大人」を2回ですか。さすが芥川賞作家。






規制の対象になるのは、


「刑罰に触れる性行為や近親者間における性行為を不当に賛美・誇張した漫画やアニメ」


なのだそうです。










うーん。










私にはわかりません。





そんなのそーゆーモノを見れば誰だって判別できるじゃん、というのはまあ、感覚としてはわかります。




しかし困るのは、表現が発信される現場の人たちでしょう。






ここで強調しておきたいのですが、規制を受ける側の人たちは何もロリコンエロ漫画を売りたい、読みたいのにそれを規制するのがイカン!我々はロリコンエロ漫画を売ったり読んだりする自由がある!などと主張しているわけではありません。






中にはそういうヘンタイな方もおられるかもしれませんしそれが芸術活動と裏腹なのかもしれませんがそれはさておき、






漫画売ろうアニメ作ろうというときに、いちいち







これは「刑罰に触れる性行為」か?



「近親者間における性行為」か?



「不当に賛美・誇張」してるか?



などと考えなければなりません。時間とコストがかかると強く予想されます。






刑罰ってどの法律のどの条文か全部知ってます?刑罰科すのは刑法だけじゃありませんよ?






性的行為って?ラッキースケベは含む?



近親者って親子?親族?何親等まで?養子縁組は?宇宙人同士の親子も?





不当か正当かの区別は?




賛美って?強く肯定するとか?歌わなければOK?







などと疑問点を誇張的に表現しましたけど、どれだけ規制
する側が規制範囲を明確にしたつもりでも、規制される側はそれを判断できません



結果、




「まあ、ここはひとつ穏便な感じで行きましょうか」となる。










例えばありえない話ですけど、



「ブログ等において、男女差別を助長する旨の発言等を記載してはならない」




なんて法律ができたら、私はこんなブログ速攻閉めますよ。どんな発言で処罰されるかわかったものじゃありませんからね。考えるのがめんどくさい。








こうやって表現する前に事前に差し控えてしまうことを、難しい言葉で「表現の自由に対する萎縮的効果」などといったりします。








石原都知事のように規制する側、だけど現場にいない人にとってみれば、「そんなくだらん有害図書を規制して何が悪い」と思うでしょう。私のブログみたいにくだらないものも規制されて当然だと言われれば、涙目で同意せざるを得ません。


冗談はさておき。





規制される側の人たち


規制する側、かつ取り締まりの現場にいる人たち



は、色々な意見を持っているにせよ、トータルではみんなエ~ッて思ってるでしょうね。













そもそも、なんのためにこのような規制をするのか。






めんどくさいので調べませんけど、「青少年保護育成条例」ってタイトルからして青少年の健全な育成を目的としていると思われます。





そうだとすれば、「刑罰に触れる性行為や近親者間における性行為を不当に賛美・誇張した漫画やアニメ」が世の中に広まると、青少年の健全な育成が阻害される、だから規制する、ということになりましょう。






こういったワイセツ表現絡みの規制の問題は、詳細は違えどずいぶん昔からあるわけです。そして、そのワイセツ物が世に広まることでいかなる悪影響が生じるか、ということについて科学的な根拠をもって証明されたことは、おそらくないです。








なんで自信たっぷりなわりに「おそらく」なのかと申しますと、もしそんなデータがあったら、とっくの昔に規制する側の人がそのデータを持ち出して俺らは正しいんだと主張するに決まっているからです。


というか規制する側は、そうやって客観的な証拠をもって証明する義務があるのだと思うのですけど、それをしようとしません。まあ、しょうがないです。そんな証明できっこないんだから。










そこで規制する側は、大人の責任、社会常識を強調するわけです。









法律をかじったことがない人にとってはべつにいいじゃん、とピンとこないかもしれませんが、結局ぶっちゃけ、今回の条例の立法趣旨をしいて説明するとすれば、「子供にこんなもの見せたくない」と親が安心するためでしかないのです。そういう風におっしゃった偉い学者もおりました。




それは結構なことで、まあ話ずれちゃうかもですが、子供の不出来を有害図書のせい、法律の不備のせいにするような親には私はなりとうないですけどね。大人が最低限の常識すら教えられないから有害図書が子供にとって有害になってしまうのでは?







とは言うものの。







今回の規制について私は賛成も反対もしません。






東京都民じゃないというのはさておき、今回の規制によってどんな影響が生じるのか具体的に見てみたいという興味が強いです。






賛成派反対派いずれの論拠も推測でしかないわけだから、今回の事例によって客観的に検証できそうですし。「これが萎縮的効果というやつか!」と目の当たりにできるかと思うと、ちょっとワクテカします。


さっそく国際アニメフェアのボイコットがありましたが、あれは萎縮的効果とはいわず、ただの抗議ですね。








ま、有害な図書かどうかなんて見りゃわかるよって豪語されたわけですから、どうぞ責任を持ってやってもらいましょうよ。








オチとして考えられるのは、

考えるのが面倒だからなあなあでごまかされて条例の実効性が疑われるか、


あるいは、


考えるのが面倒だから明らかにアウトなものもたぶんアウトなものもひっくるめてガバッと規制してしまうという恐るべき事態が生じるのか。






私は前者と予想してますが、もし私が来年からのアニメをつまらなくなったと感じたら、それはそれで他の場所に行くだけですんで。











PR









1.現在の日本国の総理大臣は?





×仙石由人



×
直人













直人 








私がこのことを知ったのは、つい数日前。

ちなみに、私の住所の近くには、「菅仙谷なかよし公園」とその背後に「小沢城址ふれあいの森」があるのだそうです。
http://lamsect.blog112.fc2.com/blog-entry-546.html

そういえば、お隣の麻生区役所の申請書のサンプル名が「麻生太郎」なんていう話もありました・・・。



てことで次。


















2.優木まおみ的ポジションに次にくるのは?







篠田麻里子(AKB)








もうすでに、私はよく見間違えます。どちらも好きですが、好きだからこそ。


では最後。
















3.2010年流行語大賞は?









テキサスバーガー















嘘ですがそういえばテキサスラミレスって似てるよね。



















昔イギリスのとある偉い人が、




20才までに左翼でなければ、情熱が足りない。

40才までに右翼でなければ、知能が足りない。




と言ったとかなんとかいう話は聞いたことがありますでしょうか。



「右翼」「左翼」が時代や人によって意味が異なるあいまいな言葉であることを差し引いても、まあ確かにそんな気がしますよ。




私が持つ左翼のイメージとしては、




国家権力の濫用から市民の人権を守る。



官僚の腐敗を糺し、民意を国政に反映させる。



反権力。



反体制。





これくらいしか思い浮かべられません。我ながら貧困なイメージですが、残念ながら、現政権の体たらくの原因を説明するのに十分だったりするわけで。









国家権力憎しという発想の持ち主に対して、国家とは何か、権力とは何かと定義を問うてもあまり意味がない。






極端な話、国家権力がどんなものであったってとにかく憎いと言っていれば左翼主義者を名乗れるんですから。

ところが、国家権力の濫用を阻止せんとする者ほど権力を握った途端激しく濫用してしまうという不思議。







なお、現政権の考え方からすると「国民」ではなく「市民」と呼びます。
なぜなら私たちは国のために生きているわけではないから。
また、「地方分権」ではなく「地域主権」と呼びます。
なぜなら地方分権では国から権原を分けてもらっている、と国の中央集権体制を想起させるから。



こういう中身のない言葉遊びが私たち国民ないし市民の心に一体どれほど響いたか。少なくとも、次の選挙でまた「マニフェスト」という言葉が声高に叫ばれることはないでしょう。その程度の言葉だったんですよ元々ね。

こういう「~でない」という消極的な発想は私たちもやってきました。例えば「自民でなければいい」とか「二世議員じゃないから選んだ」とか。








なんにせよ国家を定義できない人たちに、国家権力がどこまで及ぶか(領土問題)とか国家間でどのような話し合いをするのか(APECとか)なんてわかりっこないです。





ここで問題。


わかりっこないならどうするか。




1.民意に従う

2.官僚に従う

3.外国に従う



全部正解。



民意というかマスコミだけど。





憲法の教科書で覚えた国民(人民)主権なり民主主義なりを国政の場にコピペするだけでは、真の民意は救えません。






ま、どうせコピペするならせめて日本の歴史教科書でしょうね。歴史を知らなければ国家の定義も不可能ですから。







歴史的にみて左翼政権は短命という法則があるらしいですが、国家を巻き添えにしてむしろ当初の目的を達成しちゃった~なんてオチではさすがに笑えません。




もっともだからといって、「あいつは左翼だからダメ」というのもアウト。歴史的にみれば、左翼思想だって十分役割を果たしてきたんです。それを忘れて左翼のレッテル貼りをして人格攻撃するような人をいわゆるネット右翼といいます。






以上を強引にまとめると、政治家の良し悪しを判断するのに政治経済の勉強をする必要なんてべつになくて、相手が言葉の定義、中身を吟味した上でしゃべっているのか、(私みたいに)適当に使っているだけなのか。それを見抜く能力だけ磨いていれば十分だし、そうしないとまた選挙で失敗するんでないの?ということでした。






ちなみに冒頭の言葉はチャーチルのもので、本当は


"If you are not a liberal at 20, you have no heart. If you are not a conservative at 40, you have no brain."

20才までに自由主義者でなければ、情熱が足りない。
40才までに保守主義者出なければ、知能が足りない。




と言ったそうで、左翼とか右翼とかいう言葉は使っていないとか。


おそらく時代の変遷とか人の思い込みが積み重なり、違って広まったのではないかとのこと。


まあ意味が全く違うわけではないのですが、これも意外といい加減な話なんだなと思いましたよ。








カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新CM
最新TB
プロフィール
HN:
ウシ-rebirth-
性別:
非公開
自己紹介:
絶対誰も気づかないと思いますがdeathは不吉なので改名。
バーコード
ブログ内検索
忍者ブログ [PR]