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~語るべきことなど何もないのに~
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よく「人は人生の3分の1は寝ているのだから,睡眠は大事だ」といわれるが,それになぞらえて言うと,


日本人は人生の10分の1くらいは電車に乗っているのだから,電車の乗り方は大事だ」


と思う。





現在の最寄駅はラッキーなことに当駅始発の新宿行があるので,とにかくそれに座れるように早めに毎朝家を出ている。


座席はなるべくシートの真ん中か,その両隣くらいと決まっている。なぜかというと,ご老人や妊婦さんが到達する可能性が低く,譲るべきか寝たふりすべきかを迷うことがほとんどないからである。




もちろん,譲りたくないわけではない。

明らかに席を必要としているヨボヨボな老人だったり,明らかにデブではないと瞬時に(←ここ大事)確信を持てる状態の妊婦ならいくらでも譲るが,実際世の中はハードケースばかりである。その判断の難しさに朝っぱらから直面したくないだけである。






そういえばついこないだのこと。

私が満員電車で座って寝ていると,私の斜め前にいた女性がやたら膝をぶつけてくるので「誘ってんのか~?」と思ってたら,いきなり膝からガタガタガタ!と崩れ落ちた。その瞬間,カバンに例のワッペンが見えたので,そこではじめて妊婦がフラフラしてたことがわかった。



言い訳をすると,その女性はまだ初期で見た目は全然「明らか妊婦」ではなかった。
というかそもそもこんな満員電車に妊婦が乗ること自体いかがなものだろう?とも思ったが,まあそうせざるを得ない事情もあったのだろう。




周りはみなびっくりして,私はつい「大丈夫ですか?」などと当たり前のことを聞いてしまった。
その妊婦の前,つまり私の隣に座っていた女性なんかは「座りますか?」などともっとしょーもないことを聞いていた。当然その女性が席を譲ったが,幸いにも特に大事はなかった。

結局,周りにいた人達はほとんど代々木上原で降りてしまい,私だけが妊婦さんを新宿まで見守るはめになった。とはいっても降り際に,




「あの,歩けます?」


「はい」


以上,そそくさ~みたいな。



私もそっけないが,妊婦さんもそれ以上にそっけない感じだったのでまいっかと。



そのとき,社会全体が妊婦さんに対する気遣いがあまりないというか,そもそもどうしたらよいのかわからずもやもや~っとしてるんだなとは感じましたね。私のどの口が言うかって話ですが。


この話を子供のいる友人に話すと,妊婦さんに対しては男性のほうが優しい,女性は全然譲ってくれないのだとか。それはそれでまた意外。


妊婦さんのほうも「譲れオーラ」を出していると思われたくないらしく,わざとワッペンを隠したり,優先席ではない方に行く人もいるのだとか。本来気を遣われるべき側が逆に気を遣ってしまうという,これもある意味日本人気質かもしれませんね。妊婦さんは妊婦さんでなかなか大変なようです。

ていうか,


その遠慮は私の作戦にとって非常に困るんですがーー!


なんつてね。まあ,わかりやすくしてくれれば全然譲りますよ。





本当はこの話をするつもりではなかったが,思いの外膨らんでしまったので本日ここまで。










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絶対誰も気づかないと思いますがdeathは不吉なので改名。
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